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国立新美術館 開館10周年記念ウィーク

最終更新日:2017年01月12日

国立新美術館は2017年1月21日(土)に開館10周年を迎えます。これを記念して、1月20日(金)〜30日(月)の期間を「開館10周年記念ウィーク」として、特別展のほか、能・狂言や音楽コンサート、講演やシンポジウム、ワークショップなどの特別プログラムが行なわれます。

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特別展示

10周年記念ウィークの期間中、エマニュエル・ムホーの色彩を駆使した会場デザインによる国立新美術館の紹介展示、および「アーティスト・ファイル2010──現代の作家たち」展出品作家である石田尚志による映像インスタレーションをご覧いただけます。

特別プログラム

シンポジウム1:展覧会とマスメディア

1950年代以降の日本では、大手新聞各社が美術展を主催するようになり、やがて放送局も参入し、美術館とマスメディアが共同で展覧会を企画する我が国独自のスタイルが確立されました。しかし今日、観客の志向の変化や展覧会の一層の商業化により、状況は大きく変化しつつあります。本シンポジウムでは、マスメディア共催による美術展の歴史的な経緯や海外の事例をふまえつつ、今後の展覧会のあり方を考察します。

日時|1月21日(土)13:00〜17:30(開場12:30)
参加費|無料・申込不要


シンポジウム2:「アーカイヴ」再考──現代美術と美術館の新たな動向

現代美術の展覧会を訪れて気づかされるのは、世界の断片を拾い集め、その集積によって新たな世界を構築するような作品や、資料を提示するかのような展示の方法が確実に増えていることです。これらは、「作品」という概念を転覆させ、観る者にまったく新しいアプローチを要求してきます。本シンポジウムでは、この「アーカイヴ」的な傾向が、美術館という実践の場でどのように機能し、それが美術館の未来にどのような地平を切り開くのかを議論します。

日時|1月28日(土)13:00〜17:30(開場12:30)
参加費|無料・申込不要


アーティスト・ワークショップ:SPREADスプレッド Next 10 years 〜色と形でデザインする わたしの未来〜

クリエイティブ・ユニットSPREADを講師に迎え、ワークショップを開催します。テーマは、色と形で表現する10年。自分のこれからの10年やそれを取り巻く社会を想像しながら、一年一年を色と形で表したポスターをつくります。あなたは、次の10年をどう過ごしますか?人々のイマジネーションを広げ、創造力を引き出すデザインを発信し続けているSPREADとともに、これからの10年を色と形でデザインします。自分の未来についてじっくり考えてみたい方や、人とデザインとの関係に関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。

日時|1月29日(日)13:00〜17:00
参加費|無料・事前申込制
(1月17日(火)12:00までの期間にウェブサイトから申込手続きを行なってください。)


*そのほか、「狂言公演 山本東次郎家一門」「建築ツアー 歩く・見る・知る美術館」「ロビーコンサート 仲道郁代」などの多彩なプログラムが開催されます。各プログラムの詳細はウェブサイトをご覧ください。

会場
国立新美術館
(東京都港区六本木7-22-2 )
会期
2017年1月20日(金)〜1月30日(月)
休館日
1月24日(火)
開館時間
10:00〜18:00
金曜日、土曜日は20:00まで
(入場は閉館の30分前まで)
ウェブサイト
http://www.nact.jp/10th_anniversary/