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第20回DOMANI・明日展PLUS ARTIST MEETS BOOKS 本という樹、図書館という森 関連イベント
最終更新日:2017年12月21日
日比谷図書文化館では開館以来、「本」をテーマとし藤田嗣治、祖父江慎などの仕事を紹介する展覧会を開催してきましたが、このたび文化庁との共催で「本・読書・図書館」への現代美術作家によるアプローチを紹介する初めての現代美術展「DOMANI・明日展PLUS」を開催します。
本展覧会は、文化庁が1967年に開始し、すでに半世紀の歴史を持つ「新進芸術家海外研修制度(旧・芸術家在外研修制度)」の経験者6名とゲスト作家1名によるグループ展です。出展作家は、70年代に「在外研修」で海外に滞在した若林奮とそれに続く5名の作家に、ゲスト作家として藤本由紀夫を迎え、展示室の外―図書フロアでの展示も行います。絵画、インスタレーション、アニメーションといった様々なジャンルの作品を集め、「Artists meet Books-本という樹、図書館という森」というサブタイトルに表されているように、読書を楽しむように美術作品と出会う、または、美術作品を通して新たな本と出会う――そのような場になることを願っています。
(プレスリリースより)
出展作家
若林奮(彫刻、ドローイング 1973年・パリ派遣)
小林孝亘(絵画 1996年・バンコク派遣)
寺崎百合子(ドローイング 1998年・オックスフォード派遣)
宮永愛子(現代美術 2007年・エディンバラ派遣)
折笠良(アニメーション 2015年・モントリオール派遣)
蓮沼昌宏(現代美術 2016年・フランクフルト派遣)
ゲスト作家//藤本 由紀夫(現代美術)※図書フロアでの展示
関連イベント
関連講座 「書物/アートという装置、読書という体験
人間の知覚に関する問題をテーマに制作を続け、人間が生み出す知的創造物全般を書物ととらえ、それらを「読書」と考える藤本由紀夫。詩やエッセイを元にしたテキストによるこま撮りアニメーションを制作してきた折笠良。本展で、パラパラめくって読む「キノーラ」という装置で新しい昔話を紡ぐ蓮沼昌宏。この三人による今回の展示や制作に関する対話を通して、情報伝達の形態が変化する現代における「読書」を考えます。
日 時:2018年1月7日(日)14:00~15:30(13:30開場)
場 所:日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
出 演:藤本由紀夫、折笠良、蓮沼昌宏
定 員:180名(事前申込順、定員になり次第締切)
参加費:無料
アーティストトーク
場 所:日比谷図書文化館 4階 スタジオプラス(小ホール)
定 員:各回60名(事前申込順、定員になり次第締切)
参加費:無料
Vol.1 「若林奮 1973年在外研修 -旧石器時代洞窟遺跡を巡る」
1973年、在外研修でパリに赴いた若林奮(1936-2003)は、フランス南西部に残る旧石器時代の洞窟壁画をめぐり、多くのスケッチブック、写真、収集品と共に、記録として、まるでドローイングのような手書き原稿を多数残していました。本トークでは、若林の在外研修にも同行した夫人で画家の淀井彩子さん、「若林奮 飛葉と振動」展に携わった神奈川県立近代美術館館長の水沢勉さんをお招きして、在外研修時代の若林奮を中心にお話しいただきます。
日 時:2018年1月21日(日)14:00~15:30(13:30開場)
出 演:淀井彩子(画家、若林奮夫人)、水沢勉(神奈川県立近代美術館館長)
Vol.2 「図書館、本の記憶 -イギリスでの経験を通じて」
1998年、在外研修でイギリス・オックスフォードを訪れ、図書館の書架に並ぶ本に心を奪われ作品を制作した寺崎百合子と、2007年、スコットランドのエディンバラに滞在、その後、2014年のリバプール・ビエンナーレの関連企画で、リバプール中央図書館で作品を展示した宮永愛子。イギリスの図書館での制作に関わりのあったお二人をお招きして、本や図書館への想いもまじえて制作についてお話しいただきます。
日 時:2018年2月4日(日)14:00~15:30(13:30開場)
出 演:寺崎百合子、宮永愛子
- 会場
- 千代田区日比谷図書文化館
千代田区日比谷公園1番4号 - 会期
- 2017年12月14日(木)~2018年2月18日(日)
- 入場料
- 一般 300円
大学・高校生 200円
千代田区民・中学生以下、障害者手帳及び指定難病受給者証をお持ちの方及び付き添いの方1名は無料 ※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳をお持ちください。 - 休館日
- 2017年12月18日(月)、2017年12月29日(金)〜2018年1月3日(水)、 2018年1月15日(月)
- 開館時間
- 10:00-20:00(土曜19:00、日曜・祝日、12月28日(木)17:00まで) 入室は閉室30分前まで
- 主催
- 文化庁、千代田区立日比谷図書文化館
- 関連イベント申し込み方法
- 電話(03-3502-3340)、Eメール(college@hibiyal.jp)いずれかにて
①講座名、②お名前(ふりがな)、③電話番号をご連絡ください。 - ウェブサイト
- 日比谷図書文化館ウェブサイト
DOMANI・明日展ウェブサイト - お問い合わせ先
- 千代田区立日比谷図書文化館(03-3502-3340)