アートフラッシュニュース

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音で観るダンスのワークインプログレス 上演&トーク

最終更新日:2018年08月28日

視覚に障害のある人たちが芸術を楽しむために、音により視覚情報を補助する「音声ガイド」。音声ガイドは、視覚情報を音で置き換えることで、鑑賞する人の頭の中にさまざまなイメージを浮かび上がらせる手法です。そんな音声ガイドをダンスという身体表現につけるとしたら、どんなダンスの“見方”が生まれるのでしょうか。

それは、より多くの人が身体表現を楽しめるようになる状況をつくるだけでなく、視覚の有無を超えて、ダンスの見方の多様性を共有することにもつながるのではないか、というのがこのプロジェクトの試みです。

本上演では、3種の音声ガイドから好きなものを選んで聞きながら、ダンスを鑑賞していただきます。併せて、今回の取り組みや開発のプロセスを紹介しながら、視覚に障害のある人との舞台芸術の楽しみ方について語ります。

本年度は以下の3つの音声ガイドとともに上演致します。

・音声ガイド1

 テキスト:岡田利規(演劇作家、小説家)
 朗読:川﨑麻里子(女優)

・音声ガイド2

 テキスト:本プロジェクト研究会

・音声ガイド3

 テキスト・朗読:志人(語り部)

☆上演前にタッチツアーを開催!

視覚に障害のある方を優先に、開演前に今回のダンスのコンセプトを体で感じたり、ダンサーとコミュニケーションがとれる「タッチツアー」を開催致します。
30分程度、計2回、定員10名(先着順、①と②は同じ内容です。)
①12:00開始 ②13:00開始
*メールにて要事前予約

ウェブサイトより)
会場
KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
会期
2018年9月17日(月・祝)14:00-16:00
入場料
無料
定員
150名(先着順、要事前予約)
ダンス出演
捩子ぴじん(ダンサー)
トーク出演
捩子ぴじん、田中みゆき(キュレーター、本プロジェクト企画)、本プロジェクト研究会メンバー(岡野宏治、金子聡、難波創太)、細馬宏通(滋賀県立大学人間文化学部教授、人間行動学者)
モデレーター
木村覚(日本女子大学准教授、ダンス研究者・批評家、BONUSディレクター)
参加申込方法など詳細
http://www.kaat.jp/d/OTOsession20180917