アートフラッシュニュース
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青森公立大学 国際芸術センター青森「〇動」
最終更新日:2018年11月07日
私たちが意識するかどうかに関わらず、世界は動きによって成り立ち、変化を続けています。
体を動かしても動かされても、移動した事実は一つの変化といえるでしょう。体内に巡る血液の動態には無自覚ですが、これも明らかな変化です。また、感情を持つとき、その動かされた心は変化しています。さらに、全ての物質を構成する素粒子は常に揺れていることを考えると、自然環境や人工物までも動きに満ち、環境や人の動きが絡まり合って社会は構築され、歴史は紡がれていることがわかります。感動・移動・動機・振動・衝動といった言葉の通り、感じ取れる変化にも、そうでない変化にも動きが発生しているように、動きは変化でもあるのです。
そして、私たちが不思議な現象や未来について知るには、これらの動きを読むことが求められます。解明された意識しやすいものだけでなく、未解決で無意識になりがちな動きも取り込んで想像していけたら、どれだけの可能性が見えてくるでしょうか。
アーティストたちは作品を通して、これらの微細な動きを気づかせ、後に予想以上の大きな変化をもたらすことを教えてくれます。それはときに静かな警告として、豊かな提案として、私たちの心を動かします。このプログラムでは、アーティストと共に全ての物事に存在する動きに耳を澄ますことから始めてみましょう。
関連イベント
アーティスト・トーク:盛圭太「空のない雲たち」
哲学者ジャン・リュック・ナンシーの「集積」をキーワードに自身の作品についてお話します。
日時 :11月10日(土)14:30-16:00
会場 :AVルーム
対象 :どなたでも
参加料等:申込不要・参加無料
アーティスト・トーク:クィン・ヴァントゥ「敷居を通した関わり」
日本でのリサーチや日本の庭園や建築からの影響も併せて自身の作品についてお話します。
日時 :11月11日(日)14:30-16:00
会場 :AVルーム
対象 :どなたでも
参加料等:申込不要・参加無料
アーティスト・トーク:ジョリーン・モク「移動性の関心:少しの間その場所を信頼してみる」
自身の映像作品にも関わりのある、旅を続けながら制作する方法について紹介します。
日時 :11月17日(土)14:30-16:00
会場 :AVルーム
対象 :どなたでも
参加料等:申込不要・参加無料
盛圭太 ワークショップ「糸と泉」
紙の上にグルーガン(接着剤)と糸でドローイングを描きます。
日時 :12月8日(土)14:00-16:00
会場 :創作棟ワークショップスタジオ
対象 :5歳以上であればどなたでも
参加料等:参加無料 定員:10名
申込〆切:12月2日(月)※応募多数の場合は抽選
ジョズエ・マトス レクチャー「芸術の仕事としての問い」
ACACでは今年度初めての試みとして、海外で活躍するキュレーターを招聘しています。ブラジルのアートNPOアトリエ・フィダルガから推薦を受けたキュレーター、ジョズエ・マトス(Josué Mattos)によるブラジルのアートシーンを紹介するレクチャーを行います。
日時 :11月18日(日)、25日(日)14:30-16:30
会場 :AVルーム
対象 :どなたでも
参加料等:申込不要・参加無料
展覧会概要
- 会場
- 青森公立大学 国際芸術センター青森
(青森市大字合子沢字山崎152-6) - 会期
- 2018年10月27日(土)〜12月9日(日)
- 入場料
- 無料
- 休館日
- 会期中無休
- 開館時間
- 10:00〜18:00
- 主催
- 青森公立大学 国際芸術センター青森[ACAC]
- 参加作家
- 盛圭太(もり・けいた)
山下彩子(やました・あやこ)
クィン・ヴァントゥ
ジョリーン・モク - 滞在制作期間
- 2018年9月11日(火)〜12月14日(金)
- ウェブサイト
- http://www.acac-aomori.jp/air/2018-3/