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ジェン・ボー レクチャー「ポスト社会主義の中国におけるソーシャリー・エンゲージド・アート」

最終更新日:2019年01月23日

ジェン・ボー氏(1974年北京生まれ、香港在住)は、中国のソーシャリー・エンゲージド・アートにおいて最も注目を集めている気鋭のアーティストの一人です。社会的に周縁化された集団や雑草などの植物に注目し、政治的な史実、アーカイブなどの過去の事物の調査にそれらを結びつけ、未来について考察する作品で知られています。いわゆるアート・シーンとは一定の距離を保ちつつも、近年はアジア、ヨーロッパ、アメリカでの個展開催や数々の国際展に参加するなど精力的に活動し、非常に高い評価を得ています。2019年6月の京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでの個展に先駆けて行われる今回のレクチャーでは、ジェン氏が長年研究に携わってきた中国のソーシャリー・エンゲージド・アートについてお話しいただきます。

過去40年間で劇的な変化を遂げている中国は、より豊かになりつつある一方で、複雑な社会問題に直面しています。これらの問題、特に環境、生活、教育に対して、多くの中国人アーティストが力強い表現の作品を制作してきました。ジェン氏は、この刺激的な分野における幾つかの優れた代表的なプロジェクトについて議論を行います。また、本レクチャーは、アーティストがこれらのプロジェクトに取り組んだ理由だけでなく、彼らがどのようにアイデアを発展させ、挑戦を成し遂げ、芸術的な境界を押し広げたかということにも焦点を当てたものとなります。

ウェブサイトより)
会場
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
(京都市中京区押油小路町238-1)
会期
2019年1月27日(日)15:00〜16:30
入場料
無料
主催
京都市立芸術大学
講師
ジェン・ボー/鄭波(アーティスト、文筆家、香港城市大学クリエイティブ・メディア学部助教授)
1974年北京生まれ。中国のソーシャリー・エンゲージド・アートにおいて最も注目を集めている気鋭のアーティストの一人。研究者、文筆家としても活動。地域の歴史についての緻密な調査から、社会的に周縁化された集団や雑草などの植物に注目し、政治的な史実、アーカイブなどの過去の事物の調査にそれらを結びつけ、未来について考察する作品で知られる。いわゆるアート・シーンとは一定の距離を保ちつつも、学術的かつ重層的な構造を持つだけでなく視覚的にも非常に美しいその仕事は国際的に高く評価され、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各国での展覧会や国際芸術祭に多数招聘されている。香港在住。
参加申込
申込不要
ウェブサイト
http://gallery.kcua.ac.jp/events/20190127_id=17272#ja