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ジンイ・ワン「ポスト資本主義オークション」

最終更新日:2019年02月03日

北京出身のアーティストが提案する、オルタナティブでパフォーマティブな、しかし現実の、現代美術オークション。参加者/観客はお金だけでなく「理解」「機会」「交換」(ピエール・ブルデューの概念「経済資本」「文化資本」「社会資本」「象徴資本」から着想)でも入札できる。出品者はアーティスト自身で、オークションの場に出席し、誰に「いくらで」作品を売るかを決定する。また、複数のアドバイザーが出品者と入札者の両方にアドバイスを提供。そのプロセスはすなわち、情報化社会における芸術と価値についての対話や考察という性質を帯びる。通常のオークション同様、事前に入札を計画するための内覧会が開かれる。終了後にはディスカッションも開催。

*出品アーティストもう1組出演予定。近日発表します。
*入札をお考えの方は、 オークションにご参加いただく前に内覧会にお越しいただき、 入札の計画を立てておくことをおすすめします。 入札にはスマートフォンのアプリをお使いいただきますので、 十分に充電されたスマートフォンをお持ちください。

ウェブサイトより)
会場
[内覧会、オークション]
横浜市開港記念会館
(横浜市中区本町1-6)

[ディスカッション]
mass×mass 関内フューチャーセンター
(横浜市中区北仲通3-33)
会期
2月12日(火)18:00〜21:00 (内覧会)
2月13日(水)18:00〜21:00 (内覧会)
2月14日(木)18:00〜19:00 (内覧会)/19:00〜21:00 (オークション)/21:30〜23:00 (ディスカッション)
入場料
無料
[2月14日(木)19:00〜21:00 のオークションのみ]
⼀般:999 円(Peatix *1)
TPAM 参加登録者:無料 *2
*1 https://peatix.com/group/16812でお取り扱い
*2 舞台芸術関係者はhttps://www.tpam.or.jp/2019/registrationでオンライン登録できます(登録料4,000 円)
スタッフ・キャスト
コンセプト/ディレクター:Jingyi Wang
ドラマトゥルク・アドバイザー:Iris Raffetseder
ソフトウェア:BEK/Bergen Elektronisk Kunst
出品アーティスト:岡﨑乾二郎、真鍋大度、BCL / ゲオアグ・トレメル & 福原志保、チェルフィッチュ、ティム・エッチェルス、他
アドバイザー:岡部あおみ、若林恵、黒瀬陽平、他
オークショニア:加来水緒(エスト・ウェスト オークションズ株式会社)
キュレーター/ドラマトゥルク:田中みゆき
舞台監督:尾崎聡
デザイン:橋詰宗
通訳:吉村貴子
弁護士:水野祐(シティライツ法律事務所)
ソフトウェアローカライゼーション:稲福孝信
ディレクター プロフィール
ジンイ・ワン(Jingyi Wang)
1984年北京生まれ。2013年からノルウェーのベルゲンを拠点に、コンテンポラリー・パフォーマンスのクリエイターとして、パフォーマーでなく現代美術作品が舞台に上がり時間の流れを作り出す「スタティック・シアター」、『ポスト資本主義オークション』がその一例である「パフォーマティブ・イベント」など、オリジナルの領域横断型パフォーマンスの形式を作り出している。北京と香港で広告やコミュニケーションの分野で教育を受け働き、その後フランス、ベルギー、デンマーク、ノルウェーでアートを学んだ自身の職業/文化横断的バックグラウンドからも、パフォーマンスへのユニークなアプローチを引き出している。
ウェブサイト
https://www.tpam.or.jp/program/2019/?program=post-capitalistic-auction