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「20世紀の工芸 日本×西洋 ─新しい表現を求めて─」展
最終更新日:2019年04月09日
明治時代、万国博覧会への出品を通して、日本独自の美意識と高い技術によって製作された工芸品が欧米から人気を集めると、政府は工芸品を重要な輸出品として捉えます。殖産興業政策のもと、西洋の愛好家が好むような日本的で豪華な装飾の工芸品が生産・輸出され、日本の技術力と文化が海外へ示されていきました。
大正時代に入ると、工芸製作の中に新しい動きが生まれます。創作表現として工芸品を制作する作家が登場し始めるのです。作家たちはそれまでの過剰ともいえるような装飾を離れ、独自の表現を確立しようと試みました。そのアイディアの源泉の一つとなったのが、アール・ヌーヴォーやアール・デコなど、西洋の様々な芸術風潮です。
本展では、東京国立近代美術館の所蔵作品から、大正・昭和の日本の工芸作品と関連する西洋のデザイン作品を展示します。新しい表現を求めた工芸作家達が西洋の動向をどのように捉え、独自の表現として昇華していったのか、その過程をご紹介できればと思います。
関連イベント
特別ギャラリートーク
講師:西岡梢氏(東京国立近代美術館工芸課研究補佐員)
日時:5月11日(土曜)午後2時から午後2時40分
会場:企画展示室
申込:不要(特別展観覧券をお持ちの上、企画展示室にお越しください)
ワークショップ「樹脂粘土で練込の器をつくろう」
内容:スライドで特別展の作品を鑑賞し、その特徴を活かしながら樹脂粘土で練込の器を作成します
講師:担当学芸員
日時:6月1日(土曜)午後1時30分から午後4時
会場:創作室
対象:小学3年生以上
費用:300円(材料費)
定員:15人(抽選)
申込:5月14日(火)までに、電話またはFAXにて川越市立美術館まで
担当学芸員による展示解説
日時:5月26日(日曜)午後2時から午後2時45分
6月9日(日曜)午後2時から午後2時45分
※手話通訳つき
会場:企画展示室
申込:不要(特別展観覧券をお持ちの上、企画展示室にお越しください)
展覧会概要
- 会場
- 川越市立美術館
(川越市郭町2丁目30番地1) - 会期
- 2019年4月27日(土)〜6月16日(日)
- 入場料
- 一般500円 (400円)、高校・大学生250円 (200円)、中学生以下 無料
※( ) 内は20名以上の団体料金 - 休館日
- 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火曜)
- 開館時間
- 午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
- 問い合わせ先
- 川越市立美術館
Tel:049-228-8080/Fax:049-228-7870 - 主催
- 東京国立近代美術館、川越市立美術館
- 後援
- 朝日新聞西埼玉支局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、東京新聞さいたま支局、日本経済新聞さいたま支局、毎日新聞埼玉西支局、読売新聞さいたま支局、NHKさいたま放送局、J:COM川越、テレ玉、FM NACK5
- ウェブサイト
- https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/toku-index.html