2019年07月15日号
次回8月1日更新予定

アートフラッシュニュース

丹羽良徳個展「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」

最終更新日:2019年04月24日

本展「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」は、丹羽がテーマとして扱い続ける「労働」「経済」および「集団決定」に対しての疑問の投げかけを日常のファンクショナルなメディアを使って表現する。

その試みは彼の行動的で挑戦的なこれまでの作品(トルコの首都イスタンブールの外 貨両替所が点在する地域を徘徊しながら、文字通り手持ちのお金が尽きるまでユーロとトルコリラを 無意味に両替し続けるパフォーマンスを記録した映像作品「イスタンブールで手持ちのお金がなくなるまで、トルコリラとユーロの外貨両替を繰り返す」(2011)や未だ共産主義の色が残るルーマニアで共産主義時代を知らない若者に共産主義者を胴上げしてもらおうとするパフォーマンスを記録した映像作品「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」(2010)など)でも一貫されており、自らに課した労働のように敢えて不条理な行いや無益な行動に出ることで、社会で広く共有される様々な通念や合意を再更新しようとする。(中略)

今回の展覧会では新作として現代の日本、または恐らく自身に対して丹羽が問いかける「想像した未来には到達しないと想像している」や「会社の予算でゴミを購入する」「生存を維持するためにやむえず行う作業」といった言葉を使ってネオンやミックスドメディアが新たに制作、発表される。会場全体も大きなインスタレーションとしての表現の場になる見込みだ。(後略)

ウェブサイトより)

関連イベント

[DOMMUNE]丹羽良徳個展「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」開催記念番組

4月25日(木)19:00~21:00
出演:丹羽良徳(現代美術家)、Fanni Futterknecht(現代美術家| from Vienna)、小林大介(キュレーター at PARCO)
詳細:http://www.dommune.com/reserve/2019/0425/
※このイベントのみ、展示会場ではなくDOMMUNEスタジオでの開催。スタジオ観覧予約などの詳細はこちら
こちらのページよりリアルタイム視聴できます。

荒唐無稽とも思えるパフォーマンスとその顛末を収めた記録映像からなるプロジェクトで、共産主義思想やナチズムをめぐる現状や市場経済のリアリティーを照射し、数々の世界の芸術祭に出展する丹羽良徳がDOMMUNEに初登壇。今回は丹羽良徳と交流があり同タイミングで来日中のオーストリア人現代美術家Fanni Futterknecht(ファニ・フッタークネヒト)と今回の渋谷・スペイン坂に位置するGALLERY X BY PARCOで開催の個展「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」の企画者である小林大介(PARCO)を迎え、過去作品や新作を紹介すると共にウィーンでの作家生活にも触れ、今回の個展開催にいたった経緯などざっくばらんに語る貴重な2時間。一見難解な言葉をポップに操り表現する丹羽良徳の語りの生配信は本邦初公開。平成最後の給料日、本番組で刺激を受け令和に突入するのも良いかもしれない。

作家解説ツアー

4月27日(土)13:00-14:00 / 15:00-16:00
※要事前予約(無料)

アーティスト丹羽良徳自身が展示作品について解説するツアー。各回10名限定の貴重な解説。
※参加申込み方法など詳細はこちらのページをご覧ください。

トークイベント「資本主義時代の広場」

4月28日(日)14:00–15:00
登壇者:丹羽良徳+市原尚士(読売新聞記者)

中欧オーストリアの首都ウィーンに拠点を移して3年になる丹羽良徳と読売新聞記者である市原尚士氏との対談。丹羽良徳が仕掛けるパフォーマンスとその記録映像から成る複眼的な芸術活動のあり方、またはあえて例外の状態を作り出すことによって埋もれた共通意識をあぶり出し土地に根ざす歴史に介入することで展開される作品、資本主義時代におけるアートの役割、その公共性について。多様な背景をもつ人々が集い、合意を形成する場としての『広場』という概念を中心に議論する1時間。
※無料。事前予約不要。当日の混雑状況によってはご入場いただけない場合がございます。

トークイベント「歴史への介入は可能か?―公共の暗渠とテクストのパフォーマティビティ」

5月4日(土)15:00–17:00
出演:丹羽良徳 / ゲスト:井出 明(観光学者)、藤田直哉(批評家)
司会:F. アツミ(編集/批評)
企画:Art-Phil

世界各地で花盛りのアートツーリズム。限界集落に忽然と浮かび上がる違和の光景は制作者と住民との対話の顛末、それとも歴史が投げかける良心の呼び声? 観光学者の井出 明と批評家の藤田直哉とともに、丹羽良徳というアーティストを介してみえてくる旅と異邦性、そして歴史からの/への逃走と闘争の現在を追う。令和時代の黎明期に充満するポリティカル・コレクトネスの風潮に抗して、排除された歴史=物語の公共システムへの再参入の可能性について語り合うこと。
※無料。事前予約不要。当日の混雑状況によってはご入場いただけない場合がございます。

展覧会概要

会場
GALLERY X BY PARCO
(東京都渋谷区宇田川町13-17)
会期
2019年4月19日(金)~5月7日(火)
入場料
無料
開館時間
11:00~20:00
※最終日は18:00閉場
ウェブサイト
https://art.parco.jp/galleryx/detail/?id=201


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