アートフラッシュニュース

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artscapeレビュー執筆者による「hontoブックツリー」公開中

最終更新日:2019年05月22日

artscapeレビュー執筆者の飯沢耕太郎さんと五十嵐太郎さんのお二人が、ハイブリッド型総合書店「honto」内の「hontoブックツリー」のページで、ブックキュレーターとして登場。テーマに沿った本を紹介しています。飯沢耕太郎さんは「書を捨てて町に出たくなる写真集」、五十嵐太郎さんは「いい夢見られる建築の本」というテーマでそれぞれに5冊ずつの本をコメント付きで紹介。どれも入手可能な書籍です。artscapeレビューとあわせて、ぜひご覧ください。

「honto」とは?

書店と本の通販ストア、電子書籍ストアがひとつになって生まれたまったく新しい本のサービスです。
https://honto.jp/

「hontoブックツリー」とは?

本の専門家(ブックキュレーター)が独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの”関心・興味”や”読んでなりたい気分”に沿って紹介するサービスです。
https://honto.jp/booktree.html

写真評論家 飯沢耕太郎
書を捨てて町に出たくなる写真集

寺山修司が唱えた「書を捨てよ町へ出よう」という言葉は、まさに写真家たちの営みをそのまま言い当てている。何をどう撮るか考えるより先に、カメラを抱えて街頭に飛び出し、目の前にあらわれてくる場面に素早く反応してシャッターを切っていく。そんな「路上スナップ」の魅力が詰まった写真集を見て、あなたも街歩きの歓びを味わい尽くしてほしい。
https://honto.jp/booktree/detail_00008827.html

建築批評家 五十嵐太郎
いい夢見られる建築の本

建築のデザインは、具体的な生活やコミュニティに配慮する細かなアプローチに対し、もうひとつの極として大胆な構想をもとに未来のヴィジョンを描く方向性がある。これらの両輪はいずれも大事なものだが、東日本大震災以降、日本では前者のほうが強くなり、後者の力が弱くなっている。世界各地でランドマーク的な建築が増える一方、ザハ・ハディド+設計JVによる新国立競技場の計画が白紙撤回になったのは、その象徴的な事例だろう。ゆえに、ここでは本来の建築がもつ夢見るデザインに関する本をとりあげたい。
https://honto.jp/booktree/detail_00008818.html