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日本美術サウンドアーカイヴ──新里陽一《帝王切開》1973年

最終更新日:2019年06月18日

日本美術サウンドアーカイヴは新里陽一が1973年に発表した《帝王切開》をめぐる録音、写真、テキストを公開する展覧会を開催します。謎めいた題名をもつ本作品では、新里はギャラリーでの展示と並行して「RESEARCH」と呼ばれる複数の計画をいくつかの場所で実施しました。この計画のなかではカセットテープレコーダーが重要な役割を果たしました──例えば、新里は足音を録音したテープを地下鉄車内で再生しました。後にこの「RESEARCH」の詳細は彼が1982年に出版した自伝的著作『物語』のなかで詳しく語られました。

 

日本美術サウンドアーカイヴによる本展覧会は1日のみの開催で、前半と後半に分かれています。前半では《帝王切開》ならびに同時期の新里の諸作品とかかわる録音、写真、テキストを展示し、来場者がさまざまな資料を通じて作品と向きあう時間をつくります。後半では新里と、彼を最初期から近年まで論じてきた美術評論家、谷新とともに、新里の録音を聞きながらこの時期の諸作品について語ります。また会場では録音の一部をカセット・エディションとして販売します。


ウェブサイトより)
写真クレジット:新里陽一《帝王切開》1973年 事務用品、レディメイド ©新里陽一 撮影|四宮裕滋
会場
3331 Arts Chiyoda B105
(東京都千代田区外神田6-11-14)
会期
2019年7月21日(日)
13:00-20:30(展示は19:00まで)
展示資料
新里陽一《帝王切開》1973年
新里陽一《イヴェント 藤沢飛行場》1973年 ほか
トークイベント
日時:2019年7月21日(日)19:00-20:30
会場:3331 Arts Chiyoda B105
入場料:無料
出演:新里陽一、谷新、金子智太郎
ウェブサイト
https://japaneseartsoundarchive.com/jp/news/