アートフラッシュニュース
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アート&メディア・フォーラム「ポスト・オープンデータ時代のカルチュラル・レジスタンス」
最終更新日:2019年11月22日
アーツカウンシル東京では、これまでアートとメディア、テクノロジーの関係について、様々な視点からその可能性を探求するシンポジウムを開催してまいりました。その背景にあるのは、私たちの社会生活がメディアの変化とテクノロジーの進歩のなかで、複雑な変容を遂げているという事実です。
21世紀に入り、IoTや人工知能、バイオテクノロジー、ロボティクスが飛躍的に発達し、20世紀にSFで物語られてきたことが現実になってきています。しかし、こうした技術革新は大きな恩恵を与える一方で、SNSをとおした情報操作やフェイクニュース、AIに潜むバイアス、ロボティクスやバイオテクノロジーを取り巻く倫理のような新しい問題が懸念されています。
他方で、地域紛争や格差社会に潜む暴力性、人間によって引き起こされる自然環境の破壊など、20世紀からの未解決な課題が依然横たわっています。技術革新によって生じる新しい課題と、アクセシビリティが急速に高まることで可視化されてゆく世界の写し鏡として、アートは今日の人々の存在と内在する葛藤を描き、社会への問いを投じてきました。
本フォーラムでは、アートとメディア、テクノロジーを社会に結びつける英国、台湾、日本の実践者を招き、こうした時代のなかで、今日のテクノロジーを活用した実践的かつ先駆的な活動を紹介します。社会に潜む暴力性やバイアスへ立ち向かう活動を、彼らがどのようなモチベーションで始め、いかに社会課題を見出し、どのような方法で継続的に活動してきたのかをうかがいます。そして、文化や芸術を介し、私たちの社会に持続的に浸透していくソーシャルプラクティスの新しい可能性を探りながら、私たち自身が傍観者ではなく実践者となる方法を考察していきます。
登壇者
Eyal Weizman(エヤル・ワイツマン / Forensic Architecture[イギリス])
Christina Varvia(クリスティーナ・ヴァーヴィア / Forensic Architecture[イギリス])
Bess Lee (ベス・リー / g0v[台湾])
長谷川 愛(アーティスト[日本])
川崎 和也(スペキュラティヴ・ファッションデザイナー[日本])
砂山 太一(建築家・美術家[日本])
山峰 潤也(水戸芸術館現代美術センター学芸員[日本])
- 会場
- 東京都写真美術館 1Fホール
(東京都目黒区三田1丁目13-3) - 会期
- 2019年12月15日(日)13:00~18:30(開場12:30)
- 入場料
- 無料(定員190名、要事前申し込み)
- 問い合わせ先
- アート&メディア・フォーラム事務局(メディア・デザイン研究所)
Tel. 03-5579-2877(平日10:00~17:00 ※土日・祝日は除く)
Fax. 03-5579-2878
E-mail: artandmediaforum@mdr.co.jp - 主催
- 公益財団法人 東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
- お申し込み
- https://artandmediaforum.peatix.com/
- ウェブサイト
- https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/network/arts-council-forum/39792/