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岐阜おおがきビエンナーレ2019 メディア技術がもたらす公共圏

最終更新日:2019年11月26日

今新しい表現はどこから生まれてくるのでしょうか。情報化社会が進むにつれて、あらゆるものの創作や流通のプロセスが変化しています。個人が情報化され、多層なネットワークが発達する中で、それらを再結合する力が求められているのです。

岐阜おおがきビエンナーレ2019では、このような問題意識から、公共圏としての制作環境に注目します。ここで言う公共圏とは、誰もがアクセスしうると同時に、複数の価値や意見の〈間〉に生成し、人々の間に生起する出来事への関心にもとづく、差異を前提とする空間でもあります。メディア技術によって、つくり手と受け手の関係がどのように変化しうるのかを問うことが、制作環境に注目する理由です。

具体的には、機械との協働によりアーティストの創造的行為をアーカイブし、次の創作への活用モデルを示すこと、設計者、制作者、使用者による協働的デザイン環境の提案を中心に、制作環境の現在形を考えます。シンポジウムと関連作品、資料展示を通じて制作環境を開示することにより、メディア表現を批評的にとらえるための場=公共圏とみなします。

ウェブサイトより)

シンポジウム

ソーシャル・ファブリケーションとメディア技術

2019年12月5日(木)15:00-18:00
秋吉浩気/安藤英希/堀江賢司/赤羽亨/伊村靖子

AIとの共創による新たな作家像

2019年12月6日(金)15:00-18:00
徳井直生(オンライン出演)/小林茂/クワクボリョウタ/松井茂

生活の芸術化、芸術の生活化

2019年12月7日(土)15:00-18:00
藤田治彦/鞍田崇/伊村靖子

メディア技術がもたらす公共圏

2019年12月8日(日)15:00-18:00
村田麻里子/立石祥子/門林岳史/伊村靖子

関連展示

Action Design Research Project《協働的デザイン環境のプロトタイピング》
Archival Archetyping Project《AIとの共創による創造性の拡張》

イベント概要

会場
IAMASギャラリー1・2+応接室、ホールA
(岐阜県大垣市加賀野4丁目1−7 ソフトピアジャパンセンタービル 2F・3F・4F)
会期
2019年12月5日(木)〜12月8日(日)
入場料
入場無料、予約不要
開館時間
11:00-19:00(6,7日は20:00まで)
問い合わせ先
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 事務局
Tel:0584-75-6600/Fax:0584-75-6637
Mail:event@ml.iamas.ac.jp
主催
情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]、大垣市
ウェブサイト
https://www.iamas.ac.jp/biennale19/