アートフラッシュニュース

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停滞フィールド ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 2

最終更新日:2020年02月26日

TOKASでは、これまで公募展や企画展、海外派遣などを通じて、アーティストを段階的、継続的に支援し、またその活動を紹介してきました。2018年度より開始したシリーズ「ACT」では、TOKASのプログラムに参加経験のあるアーティストを中心に、今注目すべき活動を行っているアーティストの企画展を開催します。

「停滞フィールド」とは、SF小説やゲームなどで使用される言葉で、時間が停止しているか、また極度に遅延され、物体が停止しているようにみえる領域を指します。「停滞フィールド」にある物質は、時間が止まり、結晶化することで凝視できる状態になる、あるいは遅くなることによって歪みが生じます。そうした特殊な場所での体験は、既存の考えやこれまでの感覚を変化させる転機となるかもしれません。 本展で紹介する3組は、それぞれの観点から時間を停止したり、遅らせたりして凝視できる状態にし、その停滞によって生じる差異やズレ、歪みを積極的に受け入れて作品に表しています。あらゆる事象が高速化し、処理されていく現代社会において、「停滞フィールド」をとおして空間や認識を変容させることを試みます。

ウェブサイトより)

アーティスト

田中秀介 | TANAKA Shusuke

1986年和歌山県生まれ。大阪府を拠点に活動。2009年大阪芸術大学美術学科油画コース卒業。主な展覧会に「忘れようとしても思い出せない」(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、滋賀、2019)、「清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.87田中秀介展 ~カウンターライフ~」清須市はるひ美術館、愛知、2018)、「TWS-Emerging 2016『円転の節』」(TWS渋谷、東京)など。

広瀬菜々&永谷一馬 |HIROSE Nana & NAGATANI Kazuma

1980年(広瀬)、1982年(永谷)大阪府生まれ。ドイツを拠点に活動。共に2014年ブレーメン芸術大学美術学部マイスターシューラー課程修了。2005年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了(広瀬)。2004年京都精華大学芸術学部造形学科陶芸分野卒業(永谷)。主な展覧会に「Out of the Ordinary」(ウルム芸術財団、ドイツ、2019)、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟、2018)など。「TWSリサーチ・レジデンス・プログラム 2017」参加。

渡辺 豪 | WATANABE Go

1975年兵庫県生まれ。東京都を拠点に活動。 2002 愛知県立芸術大学美術研究科油画専攻修了。主な展覧会に「あざみ野コンテンポラリーvol.8 渡辺豪 ディスロケーション/dislocation」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2017)、「光差 - 境面 III -」(URANO、東京、2017)など。

アーティスト・トーク

開催日時:2020年2月22日(土)16:30〜18:00
会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷
出演:田中秀介、広瀬菜々&永谷一馬、渡辺 豪
参加費:無料(予約不要)

展覧会概要

会場
トーキョーアーツアンドスペース本郷
(東京都文京区本郷2-4-16)
会期
2020年2月22日(土)〜 2020年3月22日(日)
入場料
無料
休館日
月曜日(2/24は開館)、2/25
開館時間
11:00〜19:00(入場は閉館30分前まで)
問い合わせ先
トーキョーアーツアンドスペース 本郷
Tel:03-5689-5331/Fax: 03-5689-7501
主催
トーキョーアーツアンドスペース(公益財団法人東京都歴史文化財団東京都現代美術館)
協力
ANOMALY
ウェブサイト
https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2020/20200222-6881.html