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第19回中之島映像劇場 野田真吉の暁

最終更新日:2020年09月10日

第 19 回中之島映像劇場では、ドキュメンタリー映画作家であり、詩人でもある野田真吉(1916-1993)による映像作品の回顧上映を実施いたします。野田は、戦前から東宝映画の文化映画部で演出を手掛け、戦後の東宝争議以降は、フリーで映画やテレビによるドキュメンタリーにたずさわりながら、「記録映画作家協会」や「映像芸術の会」など、数多くの創造運動に参加しました。1970 年代以降は、映像による民俗学の確立に向けて奔走し、自主製作によって「民俗神事芸能三部作」などを発表していきます。本上映会では、PR 映画の代表作から自主製作された記録映画や実験作品、民俗学映画までを辿り、野田真吉の多岐にわたる活動を再浮上させます。

チラシより)

上映スケジュール

10月2日(金)
13:00- Aプログラム(冒頭、当館客員研究員より企画の解説を行います)
《鋳物の技術──キュポラ熔解──》(35mm/18分/1954年/国立映画アーカイブ蔵)
《マリン・スノー──石油の起源──》(35mm/25分/1960年/国立映画アーカイブ蔵)
《石油──暮らしの中へ──》(16mm/25分/1983年) ※デジタル上映

15:00- Bプログラム
《新日本地理映画大系 利根川》(35mm/20分/1955年/国立映画アーカイブ蔵)
《新日本地理映画体系 本州の屋根》(35mm/21分/1957年/国立映画アーカイブ蔵)
《新日本地理映画大系 東海道の今と昔》(35mm/21分/1958年/国立映画アーカイブ蔵)
《新日本地理映画体系 東北の農村》(35mm/20分/1959年/国立映画アーカイブ蔵)

10月3日(土)
11:00- Cプログラム(冒頭、当館客員研究員より企画の解説を行います)
《農村住宅改善》(16mm/20分/1941年/国立映画アーカイブ蔵)戦後公開版
《忘れられた土地──生活の記録シリーズⅡ──》(16mm/30分/1958年/プラネット映画資料図書館蔵)
《まだ見ぬ街》(16mm/12分/1963年/国立映画アーカイブ蔵)

13:30- Dプログラム
《オリンピックを運ぶ》(16mm/41分/1964年)※デジタル上映
《海と陸をむすぶ》(16mm/30分/1960年)※デジタル上映

15:30- Eプログラム
《ふたりの長距離ランナーの孤独》(16mm/9分/1966年/国立映画アーカイブ蔵)
《日本の文様》(16mm/1975 年/22 分)
《くずれる沼 あるいは 画家・山下菊二》(16mm/38分/1977年)※デジタル上映

10月4日(日)
12:00- Fプログラム(冒頭、当館客員研究員より企画の解説を行います)
《冬の夜の神々の宴──遠山の霜月祭──》(16mm/37分/1970年/国立映画アーカイブ蔵)
《世附の百万遍念仏・獅子舞》(16mm/25分/1971年)※デジタル上映
《生者と死者のかよい路̶新野の盆おどり・神送りの行事̶》(16mm/36分/1991年/国立映画アーカイブ蔵)

14:15- Gプログラム
《ゆきははなである──新野の雪まつり──》(16mm/129分/1980年/国立映画アーカイブ蔵)

開催概要

会場
国立国際美術館 地下1階講堂
(大阪市北区中之島4-2-55)
会期
2020年10月2日(金)、3日(土)、4日(日)
入場料
参加無料・事前予約制・先着40名・各プログラム入れ替え制
■新型コロナウイルス感染予防・感染拡大防止のため、事前予約制、各プログラム先着 40 名とします。予約方法等については、準備が整い次第、ウェブサイトに掲載いたします。
・当日券は扱いませんので、ご注意ください。
・入館時に体温計による体温測定を実施いたします。37.5°C以上の発熱が確認された場合は、入館をお断りいたします。 新型コロナウイルス感染症対策のため、中止になる場合があります。
問い合わせ先
国立国際美術館
Tel:06-6447-4680(代表)
主催
国立国際美術館、国立映画アーカイブ
協賛
ダイキン工業現代美術振興財団
協力
滋賀県立近代美術館
ウェブサイト
https://www.nmao.go.jp/press/pdf/PR_ns19_0818_3.pdf