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大京都 2020 in 和束

最終更新日:2020年10月29日

京都府では、アーティストが地域交流しながら創作活動を行うことで地域住民に幅広い文化芸術に触れる機会を提供し、 地域の活性化へ繋げる取組としてアーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re-Search」を実施し、 地域が本来持ち得ているポテンシャルやその魅力をアートの視点から引き出すことを試みています。 今年度は、2019年度に行った「京都:Re-Search2019 in和束」でのリサーチをもとに、 アーティストによる地域の新しいアートドキュメント(=記録)を作成する『大京都2020 in 和束』を開催します。 参加アーティストは、「京都:Re-Search 2019 in和束」への参加アーティスト4名と、昨年度講師として招き、和束を共にリサーチしたYukawa-Nakayasuをゲストアーティストに迎え、約2ヶ月におよぶ滞在制作と、そのプロセスを和束町内各所で公開し発表します。

ウェブサイトより)

参加アーティスト

渋田薫
1980年北海道生まれ。音楽、自然音のリサーチを元に共感覚的に絵画へ変換する。これまでにエリザベスジョーンズアートセンター、バルセロナ芸術文化センター、サンタモニカ美術館、ロシア国立現代アートセンターで滞在制作発表を行っている。The 14th Arte Laguna Prize 特別賞(Arsenale, ヴェネツィア)。近年の展示に『Virtual Artists Trail』(SydenhamArts, ロンドン)、『After Greed Became Form』(White Rectangle Gallery、ロンドン)等。

嶋田晃士
1981年京都府生まれ。美術大学在学中に「音」を用いた表現に興味を持ち、サウンド・スカルプチャーを制作する。その後、「音」をメインに扱いながらも、複合的にメディアを用いた作品を制作するようになる。自分自身と現実との関係を俯瞰したいと思い、しばしば電子機器やコンピューターを作品に取り入れている。近年ではスマートフォンやデジタル信号等を用いながら、身の回りにある情報を捉え直した作品の制作、発表を行っている。

牧嶋平
1986年埼玉県生まれ。京都市立芸術大学大学院構想設計領域在籍。旅先や日常でのささやかな気づきを手掛かりにインスタレーションを制作。今回は京都府和束町と父方の実家のある長野県下條村との印象の重なりをもとに作品を制作する。

リヴァ・クリストフ
1993年大阪府生まれ。日本・フランス・中国、多様な文化圏で培った、ユーモア溢れるグラフィティと漫画の表現をするアーティスト。クリストフの作品の多くには、躍動感溢れるタッチで人間が異なるものにトランスフォームする姿が描かれる。それは多文化化する時代に、既存の言語や文化の枠組みで補いきれないコミュニケーションの為に生まれた、独自の視覚言語を作り出す試みである。

ゲストアーティスト

Yukawa-Nakayasu(アーティスト)
1981年大阪府生まれ。歴史や習俗や習慣をもとに、社会や身体、日常に内在している営為や現象を視覚化する作品を制作。2018年にThe 12th ArteLaguna Prize大賞受賞(Arsenale, ヴェネツィア)、2017 年に『Japanese Connections』(Nikolaj Kunsthal, コペンハーゲン)など。近年では、2019年からアートハブTRA-TRAVELの共同代表を務め、2020 年『ポストLCC時代の』(京都芸術センター)のキュレーションを手がける。

展覧会概要

会場
和束町内各所
会期
10月30日(金)〜11月1日(日)、11月6日(金)〜8日(日)、11月13日(金)〜15日(日)
開館時間
10:00-17:00
問い合わせ先
京都府文化スポーツ部文化芸術課
Tel:075-414-4279
E-mail:bungei@pref.kyoto.lg.jp
ウェブサイト
http://kyoto-research.com/daikyoto-wazuka2020