アートフラッシュニュース

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クラウドファンディング:国際芸術祭 東京ビエンナーレ

最終更新日:2020年11月13日

この夏ついに初開催を迎えるはずだった「東京ビエンナーレ2020」は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した結果、来夏の開催を目指して再スタートを切ることになりました。
会期変更により直面したのが、切実な資金不足の問題です。今年度のチケット販売による収入がゼロという状態の中、とりわけ影響が大きいのが会場の再調整にかかる費用です。
「まちの創造力が目覚める、開かれた実験の場づくり」を志す私たちにとって、会場は構想実現の要です。しかし会場の再調整や、安全・快適に楽しんでいただくための準備に、追加でかかる費用は1,200万円にもなる試算です。
それでも、私たちはこの1年間を前向きにとらえ、改めて東京ビエンナーレの意義を見つめ直すとともに、プロジェクトを応援してくださる皆様との「協働」を深める期間にしたいと考えました。クラウドファンディングの挑戦はまさに、「市民でつくりあげる芸術祭」を形にするための試みです。
東京ビエンナーレの意義に共感いただける方、東京をより魅力的な場にしたい方、文化活動の活性化を願う方のご支援を、どうかよろしくお願いいたします。

ウェブサイトより)

■募集期間:2020年11月11日(水)〜12月25日(金)23:00
■目標金額:500万円
■主な用途:開催会場(千代田区・中央区・文京区・台東区の学校や歴史的建造物、公共空間、 遊休空間、水辺など50カ所程度)の再調整費、および開催の1年延期による諸維持費
■リターン:芸術祭チケットや図録のほか、参加作家による限定グッズ、作品、プロジェクト体験権など
■関連イベント:11月13日(金)、佐藤直樹による公開制作&トーク(聞き手:小金沢智[キュレーター、東北芸術工科大学専任講師])をオンライン配信。
■詳細:https://readyfor.jp/projects/tokyobiennale/

東京ビエンナーレ開催概要

■コア期間:2021年7月〜9月 *会期は変更になる場合があります。

■会場:千代田区・中央区・文京区・台東区の小学校や大学、歴史的建造物、公共空間、店舗、住宅を含む遊休空間、水辺など。50カ所程度を予定しています。

■参加アーティストとプロジェクト:伊藤ガビン、宇川直宏、佐藤直樹、⾼⼭明、⽴花⽂穂、椿昇、⽵内昌義+中⽥理恵、津村耕佑、遠⼭正道、内藤礼、藤浩志、畠⼭直哉、宮永愛⼦、⼭縣良和らに加え、公募アートプロジェクト「ソーシャルダイブ」で選ばれたクレイ・チェン(シンガポール)、陳⾶豪(台湾)、アリーナ・ブリゥミス+ジェフ・ブリゥミス(アメリカ)、遠藤薫(⽇本)ら国内外のアーティストを含む合計64組。また、「批評とメディアの実践プロジェクト[RELATIONS]」「学館創出プロジェクト」などのソーシャルプログラム群も予定。約70のアーツプロジェクトを実施する。

主催
一般社団法人 東京ビエンナーレ
ウェブサイト
https://tb2020.jp/