2021年07月15日号
次回8月2日更新予定

アートフラッシュニュース

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの美術館/博物館等で、臨時休館やイベントの休止、展覧会の中止や開催期間の変更、および入館方法等が変更になっています。

状況が日々変動しているため、各施設の公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。

アペルト13 高橋治希 園林

最終更新日:2021年02月22日

人は「庭園」を巡るとき、何を思うのでしょうか。一人たたずむときも、親しい人と会話しながら楽しむときも、何かしら気持ちを切り替える場所として、庭園はあるのではないでしょうか。高橋治希(1971- )は、美術館の空間に庭園としての「園」を作り出します。一貫して、風景や自然をテーマにインスタレーション作品を制作してきた高橋が、社会に対して声高に叫ぶ作品ではなく、もっと個人的な作品との出会いを生み出したいと行き着いたのが「園林」でした。園林とは、中国の庭を総称する言葉です。園林は、人がゆっくりと巡り歩くにしたがって、さまざまな風景と出会う構造を持っています。一つひとつの風景に思想があり、人生のあらゆる場面が凝縮されています。自分自身の歩みによって、それぞれの人生が心に映し出され、人と宇宙がつながります。

金沢21世紀美術館に作り出される園林には、水があり、山があり、光があり、闇があります。何種にも及ぶ野草は、私たちが共に生きている植物たちです。光を透過する白磁は、触れれば砕けてしまうもろさも持っていますが、大切に扱えばそのままの形で永遠に残り続けます。硬質さともろさを併せ持つ風景から、人生のはかなさや、消えてはまた巡る記憶の数々がより一層強く意識されるに違いありません。 園林は、自然を素材としていますが、決して自然ではありません。複雑な思想を映し出し、見る人を想定しながら造形される「作品」です。高橋は、西洋の美術史の文脈から意識的に離れ、見る人それぞれの精神性を映し出す園林を展示空間に創造し、東洋的なインスタレーション作品の在り方の追究を試みます。

ウェブサイトより)

[写真:高橋治希《sea vine-波打ち際にて-》2019 瀬戸内国際芸術祭2019、香川 Photo: KIOKU Keizo]

関連プログラム

ワークショップ
磁器で手のひらサイズの花を数輪つくるワークショップです。中国・徳化窯の練花技法を応用して作ります。
講師:高橋治希
日時:2021年3月21日(日)10:00-15:00、4月17日(土)10:00-15:00
会場:金沢21世紀美術館 プロジェクト工房
定員:12名(各日)*中学生以上
参加費:5,000円(材料費・焼成費込み)
申込方法:WEBサイトにて3月1日(月)10:00より申込受付開始(先着順)
*美術館にて後日作品をお渡しします。発送の場合は別途発送料がかかります。

アーティストトーク「光の庭へ」
日時:2021年3月27日(土)14:00-15:30
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
定員:40名
料金:無料
申込方法:WEBサイトにて3月1日(月) 10:00より申込受付開始(先着順)
*アーティストトークにあわせて3月26日(金)・27日(土)・28日(日)の3日間限定で金沢21世紀美術館山宇亭にて特別展示を行います。詳細が決まり次第、WEBサイトにてご案内します。

展覧会概要

会場
金沢21世紀美術館 長期インスタレーションルーム
(石川県金沢市広坂1-2-1)
会期
2020年12月19日(土)〜2021年5月9日(日)
入場料
無料
休館日
月曜日(ただし2021年1月11日、5月3日は開場)、12月29日〜2021年1月1日、1月12日、5月6日
開館時間
10:00-18:00(金・土曜日は20:00まで)
問い合わせ先
金沢21世紀美術館
Tel:076-220-2800
主催
金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
ウェブサイト
https://www.kanazawa21.jp


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