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「宇佐美圭司 よみがえる画家」展

最終更新日:2021年03月26日

東京大学は、駒場博物館で「宇佐美圭司 よみがえる画家」展を開催いたします。

本展覧会は、小規模ながら、画家・宇佐美圭司氏(1940–2012)の長年の活動全体を振り返る試みです。初期の抽象絵画から晩年の「大洪水」の絵画まで、宇佐美氏の主な時代の絵画を概観し、手がけることが少なかった彫刻作品も展示します。東京大学で失われた絵画《きずな》(1977年)を再現画像で展示し、レーザー光線を用いた《Laser: Beam: Joint》(1968年)を再制作します。

本展覧会では、駒場博物館が所蔵するマルセル・デュシャンの《花嫁は彼女の独身者たちによって裸にされて、さえも》(《大ガラス》東京ヴァージョン)(1980年)も展示されます。《きずな》と《Laser: Beam: Joint》を、《大ガラス》東京ヴァージョンとともに展示することで、近年重要な論点となっている現代美術の再制作の問題を考察することも、本展覧会のテーマのひとつです。 東京大学中央食堂には、1977年から宇佐美氏の絵画《きずな》が掛けられていましたが、2017年の改修工事における不用意な廃棄処分により失われてしまいました。本展覧会は、取り返しのつかない結果をもたらしたことの反省にたち、宇佐美氏の長年の活動を振り返り、その作品が提起した問題を学んで、芸術とともにあることの大切さを考える機会にできればと考えています。

駒場博物館は、2019年12月から休館し、空調設備等の改修、正面入口の改装等を行ってまいりました。本展覧会は、リニューアル後初めての展覧会になります。

ウェブサイトより)

展覧会概要

会場
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館 1階展示室
(東京都目黒区駒場3-8-1)
会期
2021年4月28日(水)~6月27日(日)
*一般公開に先立ち、東京大学の学生と教職員のみ鑑賞できる学内公開期間が、4月13日(火)~27日(火)(平日のみ)に設けられます。
入場料
無料
*駒場博物館ウェブサイトでのオンライン日時指定予約が必要です。詳細は後日お知らせします。
休館日
毎週火曜日
*5月4日(火)は開館
*学内公開期間(4月13日~27日)は火曜日開館、土日休館
開館時間
10:00-18:00(入館は17:30まで)
問い合わせ先
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館
Tel:03-5454-6139/Fax:03-5454-4929
主催
東京大学
ウェブサイト
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/exhibition.html#Usami2021