アートフラッシュニュース

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新宿アートウォールプロジェクト完成

最終更新日:2021年04月14日

2014年末。半世紀以上の長きにわたり、映画カルチャーの発信地として愛された「新宿ミラノ座」が、惜しまれながら閉館しました。そして数年を経て、かの跡地に、新たなエンターテインメントの聖地が誕生します。「新宿ミラノ座」、再起動計画。新宿・歌舞伎町という街の魅力がさらに劇的な渦となって、世界中を惹きつけるでしょう。再起動までの間も、この地は受け継がれてきた市民文化の血脈を絶やすことはありません。新宿に存在する新旧の混沌と、文化の奔流を見つめる2人のアーティストが、その底知れぬ魅力を表現します。
跡地を囲む壁に刻まれるアート。それに呼応する人々が発する熱量は、街へと還流し、次なる時代をつくり出す原動力となっていきます。


展示作品は、森山大道の写真作品群「SHINJUKU」と開発好明《Evangelion Styrofoam》。
森山大道の作品群は、写真集「新宿」「ニュー新宿」等から街の姿を切り取った未発表の作品を含む合計29点。それらを南側、西側の壁面に配置し、都会の空気を感じながら鑑賞できる屋外ギャラリーとなっています。Webサイトでは、展示されている写真を全て、1枚ずつ鑑賞いただけます。
2019年12月に東側、2020年6月に北側と、段階的に展示されている 開発好明の作品《Evangelion Styrofoam》は、発泡スチロールなどによる梱包材の形状をモチーフに、エヴァンゲリオンの世界観を表現したもの。全長約77m におよぶ壁面に沿って歩きながら鑑賞することを意識したこの作品は、Web サイトでもスクロールで楽しむ他、3Dの仮想空間に設置されたウォールを歩きながら見られる「Walk Along vers.」も公開します。さらに本作品は、エヴァンゲリオン公式アプリ「EVA-EXTRA」のARカメラをかざすと“エヴァ文字”のメッセージボードが浮かび上がるARメッセージ(シン・エヴァンゲリオン劇場伝言板AR出現計画)と連動しています。


新宿の歴史と向き合い、新しい時代を感じるアートウォールプロジェクトをぜひお楽しみください。


広報資料より)

会場
歌舞伎町一丁目地区開発計画建設予定地、および特設Webサイト
会期
2021年4月5日(月)~2022年初夏(予定)
問い合わせ先
株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
主催
株式会社 TSTエンタテイメント、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
Webサイト
https://shinjuku-artwall.com/