アートフラッシュニュース
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第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界
最終更新日:2021年06月10日
「椿会」は、第二次世界大戦で一時中断していた資生堂ギャラリーの活動を、1947年に再開するにあたり誕生したグループ展です。資生堂のシンボルマークである花椿にちなんで名づけられ、アートが人々に希望を与え、勇気をもたらすという信念に基づき、戦争や災害、不況などで世の中が閉塞状況にあるときにも再興を願い開催してきました。誕生から70年以上にわたり、時代とともにメンバーを入れ替えながら、資生堂ギャラリーを代表する展覧会として継続し、これまで合計86名の作家に参加いただきました。
本年より、新しく第八次椿会がスタートします。メンバーは、杉戸洋、中村竜治、Nerhol (ネルホル)、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]。この6組は、ジャンルを超えた活動やコラボレーションやチームでの制作などを行う、今の時代を代表するアーティストたちです。この6組のアーティストたちと共に、今年から2023年までの3年間をかけてafterコロナの「新しい世界」について考えていきます。各年を「2021 触発/Impetus」、「2022 探求/Quest」、「2023 昇華/Culmination」と位置づけ、プロセスを踏みながら新たな問いを見出し、深めていく作業をおこなっていきます。
今年は、「触発/Impetus」をテーマに、資生堂がこれまでの椿会展で蒐集してきた美術収蔵品から、メンバーが「あたらしい世界」を触発される作品を選びます。選んだ収蔵品と、それに対する応えを自身の作品や方法で提示することで、収蔵作品に新たな視点を加え未来へとつなげることを試みます。2022年には、メンバー同士でのコラボレーションや異分野の専門家と交流し、初年に生まれた問いや気づきを「探求」し、そこから生まれる作品を展示します。最終年の2023年には、3年間の活動を「昇華」させる展示を行います。また、資生堂ギャラリーホームページ上に第八次椿会の特設ページを設け、展覧会では伝えきれない情報や、プロセス、記録などを掲載し、展覧会やホームページを訪れる人たちとのコミュニケーションも図っていく予定です。
今、我々の住む世界は大きな転換期にあります。先の予測ができない不確かな時代において、アートは未来を知るヒントや勇気を与えてくれます。資生堂ギャラリーは、椿会を通して、アーティストと人々が出会い、対話を通して、さまざまな新しい価値観を共有し、感化し合えるオープンな場となることを目指します。
展覧会概要
参加メンバー
杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]
- 会場
- 資生堂ギャラリー
- 会期
- 2021年6月5日(土)~8月29日(日)
- 入場料
- 入場無料
- 休館日
- 毎週月曜日 (*月曜日が休日にあたる場合も休館)
8月16日(月)~23日(月)(*夏期休館) - 開館時間
- 平日:11:00-19:00(*日曜・祝日は18:00まで)
- 問い合わせ先
- 資生堂ギャラリー
TEL:03-3572-3901/FAX:03-3572-3951 - 主催
- 株式会社 資生堂
- ウェブサイト
- https://gallery.shiseido.com/jp/tsubaki-kai/