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Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる
最終更新日:2021年07月21日
東勝吉(1908-2007)、増山たづ子(1917-2006)、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田(1934-2000)、ズビニェク・セカル(1923-1998)、ジョナス・メカス(1922-2019)。本展でご紹介する5人は、表現へといたる情熱の力によって、自らを取巻く障壁を、展望を可能にする橋へと変え得たつくり手でした。彼らにとっての表現とは、「よりよく生きる」ために必要な行為であり、生きる糧として、なくてはならないものだったのです。
5人のまったく異なる背景から生まれた作品のアンサンブル──絵画、彫刻、写真、映像──には、記憶という言葉から導かれる、不思議な親和性があるように思われます。何ら交わることのなかった軌跡が、ある世界へと見るものを誘う想像・創造の連鎖。本展では、生きるよすがとしてのアートの魅力にふれていただきたいと考えています。
みどころ
1. 5人の多彩なつくり手たち
東勝吉(絵画)、増山たづ子(写真)、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田(彫刻/絵画)、ズビニェク・セカル(彫刻/絵画)、ジョナス・メカス(写真/映像)。従来考えられなかったラインナップにより、「生きるよすが」としてのアートの深みに迫ります。
2. 初公開の作品の数々
本展は初公開の作品を数多く含む展示となります。東勝吉の東京での展示は初。増山たづ子は、生前に現像されたオリジナルのプリント約400点を出品。セカルはウィーンとプラハの個人所蔵品を中心とした、そのほとんどが本邦初公開の作品です。
3. 記憶をキーワードにしたユニークな展示
記憶という言葉から導かれる不思議な親和性が感じられるユニークな会場を実現。祭壇型の展示(シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田)、箱による展示(増山たづ子)など、作品の特性を活かした展示プランを試みます。
展覧会概要
- 会場
- 東京都美術館 ギャラリーA・B・C
- 会期
- 2021年7月22日(木・祝)~10月9日(土)
- 入場料
- 一般=800円
65歳以上=500円
*学生の方は無料
*83歳から絵筆を握った東勝吉にちなみ、80歳以上の方は無料
*外国籍の方は無料
*身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
*いずれも証明できるものをご持参ください - 休館日
- 月曜日、9/21
*ただし、7/26、8/2、8/9、8/30、9/20は開室 - 開館時間
- 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
- 問い合わせ先
- 東京都美術館 事業係
TEL:03-3823-6921(代表) - 主催
- 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
- ウェブサイト
- https://www.tobikan.jp/wallsbridges/