アートフラッシュニュース
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キュンチョメ個展「クチがケガレになった日、私は唾液で花を育てようと思った」
最終更新日:2021年07月28日
二人組のアートユニットであるキュンチョメは、2021年7月31日より、個展「クチがケガレになった日、私は唾液で花を育てようと思った」を東京都中央区のNICAにて開催いたします。今年3月に開催いたしました東日本大震災をめぐる個展『ここにいるあなたへ』が、記憶に新しいキュンチョメですが、今回は、あいちトリエンナーレ2019への出展以降初となる新作発表の個展となります。
2019年、あいちトリエンナーレが閉幕した後、キュンチョメはすぐに香港に渡り民主化運動に参加しました。黒煙の上がる路上で目にしたのは、旧日本軍と中国共産党をオーバーラップさせたビラと、香港警察を”皇軍”と呼ぶ若者達でした。そして年が明けてすぐにコロナ禍が起こります。
キュンチョメにとって、あいトリの騒動も、香港の民主化運動も、今も続くコロナ禍やオリンピックも、すべてが繋がっていて、それらは呪いのように自身の中に渦巻いているといいます。本展示では、感染症、民主主義、抵抗と抑圧、男と女、人と動物と植物、過去と未来、様々なものが交差し、呪いを祈りへと変換する行為へと繋がっていきます。その行為をキュンチョメは、「自分でつくる、自分のためのワクチン」と呼びます。
今を生きる私たちが背負うもの、背負わされたものを再考し、解放を試みるキュンチョメの行為が鑑賞者にとってのワクチンにもなりえることを願っています。
展覧会概要
- 会場
- NICA
(〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町13-1 地下1階) - 会期
- 2021年7月31日(土)〜8月30日(月)
- 入場料
- 一般=500円
18歳以下=無料 - 休館日
- 火曜、水曜
- 開館時間
- 月、木、金:15:00-21:00
土、日、祝日(8/9、8/13、8/16):13:00-21:00 - 問い合わせ先
- キュンチョメ
E-mail:kyunchome@gmail.com - 主催
- 一般社団法人クリエイティブクラスター
- 注意事項
- *全ての作品を鑑賞する時間の目安は約45-50分です。
*会場の目の前に路上パーキングがございます(1時間300円)。
*会場入り口は階段をおりた地下にございます。階段が利用できない方のためにエレベーターを動かすとも可能ですので、必要な方は事前にご連絡ください。 - ウェブサイト
- https://www.kyunchome.com/2021smr