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展覧会「200年をたがやす」第2期「みせる」 パブリック・リニューアル・ラボ トークシリーズ
最終更新日:2021年09月07日
秋田市文化創造館のオープニング特別事業として開催中の生活と表現が交わる広場としての展覧会「200 年をたがやす/Cultivating Successive Wisdoms」(主催:秋田市、企画・制作:NPO 法人アーツセンターあきた)。創造の現場をひらく約3カ月の「つくる」会期を経て、その成果をかたちにする場、会期「みせる」が、7月1日(木)にオープンしました。
インディペンデントキュレーターの服部浩之(秋田公立美術大学特任准教授)を全体監修に迎えるとともに、建築家の海法圭(海法圭建築設計事務所)が参画し、特徴的な建築構造をもつ会場・秋田市文化創造館の館内外をダイナミックに生かして「新たな公共性」を模索。未来に向けて新たな創造的行為を誘発するための展示空間が出現しました。
天窓から自然光が差し込むスタジオAには、アーティスト・村山留里子のカラフルでありながらも濃密なオブジェや、農民彫刻家と称し農業や社会運動と創作活動を並行して実践した皆川嘉左ヱ門による重厚な彫像等を配置。さらに、海法圭の提案による「200 年の橋」と題する空間を横断する構造物が立ち上がり、作品を鑑賞するだけでなく、休憩したり、おしゃべりをしたり、橋に設えられたブランコで遊んだりと、多様な人々の営みと表現が交錯する「広場」のような現象が展開され、鑑賞者と作品との新たな関係性を構築するためのきっかけを与えています。
9月26日(日)までの会期中には、秋田の祭りや民俗芸能のリサーチを元に創作した演劇作品「soda city funk」 (作・演出:児玉絵梨奈)の上演や、秋田の家庭に伝わる食のレシピの実演、伝統的工芸品のワークショップ等の各種イベントを開催します。
関連イベント
パブリック・リニューアル・ラボ トークシリーズ 第3回「建築の日常性について」
リサーチという行為を通じて、建築やまちに対して様々なアプローチで分析・実践をおこなう川勝真一さんをゲストに迎え、川勝さんの活動紹介を伺いながら、日常の中で展開される建築的実践についてお話します。 また「パブリック・リニューアル・ラボ」として、建築の日常性と公共性はどのようにつながりうるか、川勝さんの実践をヒントに考えていきたいと思います。
登壇者
川勝真一(建築リサーチャー/RAD)、海法 圭(建築家/「200年をたがやす」空間設計)、服部 浩之(キュレーター/「200年をたがやす」全体監修)
日時
2021年9月15日(水)18:30~20:00
参加方法
zoomウェビナーによるオンライン配信
配信URL
当日の12時までに本ページに公開
*18:20より配信画面にアクセス可能です。
*参加無料、事前申込不要
展覧会概要
- 会場
- 秋田市文化創造館(主会場) ほか
(秋田県秋田市千秋明徳町3-16) - 会期
- 展示期間「みせる」:2021年7月1日(木)〜9月26日(日)
- 休館日
- 火曜日(休日の場合は翌日)
- 開館時間
- 9:00-21:00
*サテライト会場は19:00まで - 問い合わせ先
- TEL:018-893-5656
E-mail:info@akitacc.jp - 主催
- 秋田市
- 企画・制作
- NPO法人アーツセンターあきた
- 協力
- ココラボラトリー(ココラボ アーカイブ プロジェクト「ココラブ」)
- 全体監修
- 服部浩之(インディペンデントキュレーター/秋田公立美術大学 特任准教授)
- キュレーター
- のんびり合同会社(矢吹史子)/合同会社 casane tsumugu(田宮慎)/NPO法人アーツセンターあきた(尾花賢一、島崇、藤本悠里子)
- ウェブサイト
- https://200years-akita.jp/