アートフラッシュニュース

「QUMARMARLLAGA」は「ここはどこ？」という沖縄の言葉です。

コロナウィルスの沈静化も未だのこの時期ですが、沖縄県立美術館県民ギャラリー2・3にて、志喜屋徹+Kugenuma（港千尋+キオ・グリフィス）「QUMARMARLLAGA」を開催いたします。

沖縄での本展は、戦争がもたらす負の遺産ばかりを嘆くのではなく、この地で培われた類まれなる生きるための精神性に目を向けることをテーマに制作された、志喜屋徹とKugenumaの作品約30点を展示いたします。加えて物資の少ない戦後作られた、パラシュート生地に刺繍を施したスカーフ（再現）、薬莢を飛行機に見立てた灰皿も同時に展示いたします。実際に米軍の不用品を用いて作られたこれらの品々は、米軍兵が帰還する際のお土産品として重宝されたという、興味深い歴史の物語があることを教えられました。