アートフラッシュニュース

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MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

最終更新日:2021年10月04日

WHY WALK? なぜ歩くのか?
コロナ禍では自分の足で歩いたことで、家の周りや、自分の身体や周辺空間の解像度が上がったことに気がついた人も多かったと思います。同時に、Stay Home期間中、人は結果として土に触れ、自然を見ることで理由の無い落ち着きを取り戻し「人間とは?」「自然とは?」「環境とは?」「いのちとは?」など答えなき哲学的な問を考える機会にもなりました。奈良・奥大和の広大な大地を使い、今この時期だからこそ自分の足で歩き、アートを通して身体と自然を感じて欲しい、そのような思いから、歩く芸術祭を広大な奥大和で開催することにいたしました。2回目の開催となる2021年は昨年より更に自然やその土地の人の営みと対峙する機会を「歩く」を通して深める試みを取り入れたいと思っています。

WHY ART? なぜアートなのか?
昨年に引き続き2回目となる2021年も、多くの芸術祭はコロナの影響で中止もしくは延期になっています。県をまたいで美術館に行くことも容易ではなくなった今、自分を写す鏡もなくなってしまい、何かが足りない感情になっている人々が多いのではないでしょうか。芸術祭や美術館はそこに行かなければ体験することができません。でもこんな未曾有な状況であるからこそ、自分がいる場所=心のなかに美術館を作ることができるのではないかと考えました。この世界でさまざまな様式が大きく変化する期間に貯めたエネルギーを、アーティストが創る作品と共に奥大和の自然や大地に展示できないだろうか。そんな思いとともに2020年からこの芸術祭を始動しました。自然から、そしてこの土地に住む人々から、この芸術祭を訪れたみなさんは多くのことに気づくでしょう。

ウェブサイトより)

参加アーティスト

吉野・天川・曽爾:KIKI、菊池宏子+林敬庸、齋藤精一
吉野:井口皓太、黒川岳、幸田千依、西尾美也、力石咲、中﨑透、三原聡一郎
天川:上野千蔵、覚和歌子、金子未弥、木村充伯、国本泰英、菅野麻依子、山田悠
曽爾:岩田茉莉江、岡田将、熊田悠夢、小松原智史、坂本大三郎、鈴木文貴、長岡綾子 、西岡潔、野沢裕

プロデューサー

齋藤精一(株式会社アブストラクトエンジン 代表取締役)

キュレーター

吉野エリアキュレーター:西尾 美也(美術家/奈良県立大学准教授)
天川エリアキュレーター:菊池 宏子(アーティスト)
曽爾エリアキュレーター:西岡 潔(写真家/アーティスト)
エリア横断キュレーター:指出 一正(『ソトコト』編集長)

展覧会概要

会場
奈良県 吉野町、天川村、曽爾村
会期
2021年10月9日(土)~11月28日(日)
入場料
無料
問い合わせ先
奥大和地域誘客促進事業実行委員会事務局(奈良県総務部知事公室奥大和移住・交流推進室内)
TEL:0744-48-3016 E-mail:nanbu@office.pref.nara.lg.jp
主催
奥大和地域誘客促進事業実行委員会、奈良県、吉野町、天川村、曽爾村
協力
一般社団法人曽爾村農林業公社、株式会社ヤマップ、豊永林業株式会社
ウェブサイト
https://mindtrail.okuyamato.jp