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実験展示《EREHWON〜いまここにありどこにもない場所》

最終更新日:2021年11月18日

「聞こえないを聴く・見えないを視る〜CASE3:霧の街のポリフォニー」では京都市立芸術大学の移転工事の現場を背景にした実験展示《EREHWON〜いまここにありどこにもない場所》を開催。

今回の作品名《EREHWON》はNOWHEREの文字を反対から並べた造語で、「いま・ここ」にありつつ「どこにもない」他なる場所を指す。その中に入ると音と光が消え、感じるのは呼吸と心臓の鼓動だけ。《EREHWON》には音の反響がないため、いわば感覚を背後から支える土台が変化する。距離や方向感覚のフレームが歪み、自身を空間や時間に定位しにくくもする。この不思議な装置を大学移転に向けた大規模工事が進む崇仁地域の河原町塩小路下ル広場に置いてみる。そのときグローバルに広がる現実原則の時景に、もしかしたら他なる場としての小さな穴が開き、そこから、忘れかけていた音、黙して語らぬ他者の声が響くことになるかもしれない。

プログラムディレクター|高橋悟(美術家・京都市立芸術大学美術学部教授)

ウェブサイトより)

作品完成予想図(CG)


展覧会概要

会場
河原町塩小路下ル広場(京都府京都市下京区下之町)
会期
2021年11月27日(土)〜12月19日(日)
入場料
無料(申込不要)
休館日
月・金曜日
開館時間
13:00〜17:30
問い合わせ先
京都市立芸術大学 教務学生課
TEL:075-334-2006 E-mail:mail. art-f@kcua.ac.jp
主催
京都市立芸術大学・移転整備プレ事業
助成
文化庁 令和3年度大学における文化芸術推進事業
ウェブサイト
https://liquid-kcua.jp/erehwon