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ヴァーチャル・ボディ:メディアにおける存在と不在

最終更新日:2022年03月28日

「ヴァーチャル・ボディ:メディアにおける存在と不在」展では、日本、チリ、中国、ドイツ、メキシコ、そしてアメリカを拠点に活動する14名のアーティストが、ポストコロナの時代について「ヴァーチャリティ」をテーマに考察します。新型コロナ感染拡大は、身の回りの世界との関係性や自己という概念に多大な影響を与えています。現代社会におけるデジタル・メディアの領域では、SNSにおける二極化やフェイクニュースの政治的利用が多発しています。しかし、仕事や教育の場をはじめ、人との関わりによって成り立っている私たちの日常生活では、オンライン・コミュニケーション・ツールや各種メディアは不可欠な存在となりつつあります。こうした状況のなかで意識せざるを得ないのは、健常性、年齢、社会階級、ジェンダー、人種、スピリチュアリティや精神性を抱える私たちの身体そのものではないでしょうか。同時に、多様な可能性を提示する「体(ボディ)」という概念は、他の「体」と共生する未来を想像させます。それは動物や植物、テクノロジーやデジタル・ゴーストとの関わりのなかで、人間という姿形が解体されていくことを示しているのかもしれません。

ウェブサイトより)

© Shao Qi

展覧会概要

会場
東京藝術大学大学美術館 陳列館1、2階
(東京都台東区上野公園12-8)
会期
2022年3月25日(金)〜2022年4月10日(日)
入場料
無料
事前予約制

休館日
月曜日
開館時間
10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
問い合わせ先
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

TEL:050-5525-2725
主催
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻
出展作家
アグスティン・ゼハーズ、魏子涵、カルラ・レイヴァ、近藤銀河、鄭波、章梦奇、スライム・エンジン、セバスチャン・シュメーグ + シルヴィオ・ロルッソ + ロレム、タクティカル・テック、フェリペ・リバス・サン・マルティン、李舜、八島良子
監修
長谷川祐子(東京藝術大学教授、金沢21世紀美術館館長)
ウェブサイト
https://virtual-bodies.com