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日仏共同製作 新作舞台作品 束芋×ヨルグ・ミュラー 「もつれる水滴」

最終更新日:2022年04月13日

現代美術家・束芋(たばいも)と、フランスを拠点とするサーカスパフォーマーのヨルグ・ミュラーのコラボレーションによるパフォーマンス作品を発表する公演です。

束芋は、2011年に第54回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出されるなど、社会に潜む不条理を炙り出すアニメーション映像が国内外で高く評価されています。近年は舞台作品にも意欲的に取り組み、振付家・ダンサーの森下真樹とのコラボレーションによる『錆からでた実』(2016年改訂バージョン)からは、アニメーションにとどまらず、演出も手がけました。

一方、ヨルグは、フランス発祥のヌーヴォーシルク(現代サーカス)と呼ばれる、ジャグリング、ダンス、演劇、音楽、美術など多彩な要素が織り込まれた新ジャンルのトップランナーです。ドイツ出身ですが、フランスを中心に活動し、テクノロジーと身体とオブジェがクロスオーバーするサーカスアートを探究し続けています。ヨルグの身体と浮遊する金属パイプが交錯しながら宙を舞い、透きとおった音を奏でる『モビール』(1995年)、さらにチェリストとのコラボレーションでバッハの音楽が天上に立ち上っていくような繊細な表現を見せた、代表作『サラバンド』(2016年)は、従来のサーカスの概念を軽やかに超えるアートとして話題を集めました。

そんな2人がタッグを組んだ新作『もつれる水滴』は、まったく異なる空間と身体へのアプローチとなる挑戦となりましたが、長期にわたるクリエイションを通して、絶妙のバランスを見いだしました。束芋は、アニメーションの新たな投影方法を、ヨルグの緻密な技術にインスピレーションを得ることで進化させました。一方でヨルグは、巨大な布を生き物のように操るジャグリングを新たに習得し、束芋の映像を受け止めて幻惑的な身体表現を生み出しました。ヨルグのパートナーを務めるダンサーの間宮千晴をはじめ、実力派クリエーターも加わって、映像と身体は音楽・ヴォイスとも絡み合い、観客の心をざわつかせるような、これまで見たことのないステージが、ついにその全貌を現します。

ウェブサイトより)

関連イベント

ヨルグ・ミュラーによる身体ワークショップ

バランス感覚を養う、だれでも楽しめるゲーム感覚のワークショップです。

日時|2022年5月11日(水)
会場|スタジオB
参加費|無料 *要申込
*お申込みはこちら

バックステージツアー

公演終了後のステージ上にてパフォーマンスで使用された映像、道具、音楽の仕掛けなどを紹介するイベントです。*定員になり、申し込みは締切

日時|2022年5月15日(日)
会場|スタジオA
参加費|無料
*お申込みはこちら

イベント概要

会場
山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA
(山口県山口市中園町7-7)
会期
2022年5月14日(土)、5月15日(日)
入場料
<前売>一般=3,000円 25歳以下=1,500円 高校生以下=500円
<当日>一律=3,500円
*詳細はこちらをご覧ください。

開館時間
5/14 19:00 開演
5/15 14:00 開演
問い合わせ先
山口情報芸術センター[YCAM]
TEL:083-901-2222 E-mail:information@ycam.jp
主催
公益財団法人山口市文化振興財団
ウェブサイト
https://www.ycam.jp/events/2022/tangled-drops/