アートフラッシュニュース

文字列を線状に読むことを止めたとき、そこに新たな面が見出される。引用され、読み直し、組み直された詩は、身体と思考の星圖として、行為遂行的に舞踊する。夜空に拡がる星々の運行を、ときほぐし、つなぎなおすように。

松井茂の詩を、下村奈那が書に展開した新作展。

下村奈那＋松井茂「小説：ショパンを聴いて戦争へ行こう！」

出品アーティスト

下村奈那
1990年福岡生まれ。美術家、書家。2017年東京藝術大学大学院美術研究科修了、2018-21年東京藝術大学芸術情報センター（AMC）教育研究助手。“かく“という痕跡に付随する過去・現在・未来といった時間と空間をコンステレーション（Konstellation）としてとらえ、制作を行う。令和4年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてスペインに滞在予定。https://www.nanashimomura.com/

松井茂
1975年東京生まれ。詩人。詩集に『@ma84923230』（engine books - difference、2021）、『二●二●』（engine books、2020）、『時の声』（photographers’ gallery、2010）など。他に『虚像培養芸術論　アートとテレビジョンの想像力』（フィルムアート社、2021）等。http://purepoem.daa.jp/

展覧会概要