アートフラッシュニュース

最新の情報は、各施設の公式ホームページなどでご確認ください。

日比谷図書文化館 特別展 鹿島茂コレクション2 『稀書探訪』の旅

最終更新日:2022年05月06日

ANA機内誌『翼の王国』にて連載された仏文学者 鹿島茂氏による「稀書探訪」。2007年4月号に第1回が掲載されて以降2019年3月号まで、実に12年間144回にわたる連載は、『翼の王国』ファンの間でも人気のページでした。

本展は、19世紀ロマン主義時代のイラストレーターによる挿絵本や、19世紀を中心とする地誌・風俗画、風刺画の入った新聞、モードのグラフィック資料など、1回1冊、144回の連載で採り上げられた、全144冊の稀少な書籍や資料を総覧する展覧会となります。フランス古書収集の喜怒哀楽を軽妙な語り口で綴る鹿島氏のテキストとともに、魅惑的な写真で展開された「稀書探訪」のページを飛び出して、稀覯本の数々が日比谷図書文化館の展示スペースに踊ります。

鹿島茂(かしま・しげる)プロフィール
フランス文学者。元明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。 1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。元明治大学国際日本学部教授。『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。新刊に『日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三』(中央公論新社)、『フランス史』(講談社)などがある。

本展のみどころ
・19世紀フランスの古書蒐集に生涯をかけてきた鹿島茂氏のコレクションの精髄を一堂に公開。
・『パリ全史』や『パリの典型』をはじめ、数々の書籍や絵入り風刺新聞、モード誌などが展示され、19世紀パリの政治・社会や景観、風俗、ファッション、生活を多面的に見ることができます。
・『ボヴァリー夫人』『海底二万マイル』『レ・ミゼラブル』『青い鳥』など、名作の数々に描かれた挿絵をお楽しみいただけます。
・前回の「鹿島茂コレクション」展(2019)では展示されなかった児童書や絵本、漫画を紹介。色鮮やかな楽しいイラストが並びます。

ウェブサイトより)

展覧会概要

会場
日比谷図書文化館 1階 特別展示室
(東京都千代田区日比谷公園1-4)
会期
2022年5月20日(金)~7月17日(日)*前後期一部展示替えあり
前期 5月20日(金)~6月19日(日)
後期 6月21日(火)~7月17日(日)
入場料
一般=300円
大学・高校生=200円
*千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方1名は無料
*住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳などをお持ちください
休館日
6/20(月)
開館時間
月曜日~木曜日:10:00-19:00
金曜日:10:00-20:00
土曜日:10:00-19:00
日曜日・祝日:10:00-17:00
(入室は閉室の30分前まで)
問い合わせ先
千代田区立日比谷図書文化館
TEL:03-3502-3340
主催
千代田区立日比谷図書文化館
ウェブサイト
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/museum/exhibition/kashimacollection2.html