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十和田市現代美術館 まちなか展示「space」

最終更新日:2022年05月10日

十和田市現代美術館では、美術館から徒歩約7分のまちなかで、新たに「space」を展示室として運営します。
アーティスト目[mé]による《space》は、一軒の空き家を大胆に展示室へと改装した作品です。

2022年5月まで企画展Arts Towada十周年記念「インター+ プレイ」展の出品作品の一つとして展示してきましたが、7月より十和田市現代美術館のまちなか展示会場として活用していきます。 

2022年度前半の展示は、大岩雄典の個展[会期:2022年7月1日(金)– 9月4日(日)]、続いて後半には青柳菜摘の個展[会期:9月17日(土)– 12月18日(日)]を開催します。

プレスリリースより

目[mé]《space》
撮影:小山田邦哉

出展作家紹介

大岩雄典

美術家。1993 年埼玉県生まれ。「空間」というものを、単なる形態を越えて、ゲーム的可能性、他人 との親近感、時間との共働、契約や欲望の関係、言葉の効力、歴史・フィクションといった、存在 しうる多様な相の織り合わせととらえ、インスタレーション・アート(空間芸術)の形式を再解釈 する。わたしたちが他者や物質と、ときに観客や作者と、いかに「居合わせ(contemporary)」 なくてよいのかを主題に、たとえば近年は感染症拡大下で変容した空間のありかたに注目して、 執筆を含むいろいろな制作をおこなう。

東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程在籍。近作に、カードゲーム・インスタレーション 《刑吏たち伴奏たち》(2022)、作家やギャラリー同士の経済関係をジュースに変換した《margin reception》(2021)、ノイズに苛まれる話芸としての「漫才」に着目した《バカンス》(2020)など。

青柳菜摘

美術家。1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長 過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。 リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れて いるように経験させる手段と、観者がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。
 2016 年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に《TWO PRIVATE ROOMS-往復朗読》(オンライン・プロジェクト、2020‒)、「『新しい成長』の提起: ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」(東京藝術大学大学美術館、2021)など。 また書籍に小説「フジミ楼蜂」(『ことばと』vol. 3、書肆侃侃房、2021)、詩集『家で待つ 君のための暦物語』(2021)がある。プラクティショナー・コレクティヴであるコ本や honkbooks 主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。

展覧会概要

会場
space(十和田市現代美術館サテライト会場)
(青森県十和田市西三番町18-20)
会期
大岩雄典 展:2022年7月1日(金)〜9月4日(日)
青柳菜摘 展:2022年9月17日(土)〜12月18日(日)
入場料
無料
休館日
月曜日(祝日の場合はその翌日)*十和田市現代美術館の休館日に準じます。
開館時間
10:00〜17:00
問い合わせ先
十和田市現代美術館
TEL:0176-20-1127
主催
十和田市現代美術館
ウェブサイト
https://towadaartcenter.com/exhibitions/