アートフラッシュニュース

1970年代より写真家として活動をはじめ、木村伊兵衛賞など数々の写真賞を受賞してきた北島敬三氏。今年初めに受賞した「第41回土門拳賞」の受賞対象となった写真集 『UNTITLED RECORDS』（KULA）は、2014年から継続して発表してきた同タイトルの連続写真展+写真集の集大成ともいえる全20巻の写真集で、掲載写真点数は320点にも及びます。北島氏がそれまで取り組んできた風景のシリーズ「PLACES」を引き継ぐかたちで、2011年の震災以降、北海道から沖縄まで、被災地を含む日本各地に足を運び、見放されたような風景を一貫した態度と視点で撮影し続けてきたものが、この「UNTITLED RECORDS」へと昇華されています。

BankART Station全館（約900m²）で展開するこの度の個展では、この「UNTITLED RECORDS」から選りすぐった大型プリント48点に加え、過去のストリート・スナップ写真の大型スライドショーも展示します。あわせて、BankART1929より「UNTITLED RECORDS」から168点を収録した珠玉の写真集を新たに刊行します。

関連イベント

オープニングレセプション

日時｜8月26日（金）19:00〜21:00
当日入場チケットをお持ちの方はどなたでもご参加いただけます。

トークイベント

参加費｜1,500円＊要予約
予約｜info@bankart1929.com

日時｜9月3日（土）19:30〜21:00
北島敬三×伊藤俊治（美術史家・東京藝術大学名誉教授）

日時｜9月6日（火）19:30〜21:00
北島敬三×倉石信乃（批評家・明治大学理工学研究科総合 芸術系教授）

展覧会概要