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PUNK! The Revolution of Everyday Life Nagoya パンク!日常生活の革命 名古屋

最終更新日:2022年08月25日

港まちポットラックビルでは、2021年より国内5ヶ所を巡回してきた「Punk! The Revolution of Everyday Life」展を開催します。

パンクは一般的に騒がしい音楽に派手なファッション、暴れる観客といったイメージを持たれることが殆どですが、この系譜を辿るとみえてくるのが「相互扶助」「積極的自由」「自主管理」「D.I.Y(Do It Yourself=自分のことは自分でやる) 」など、他者および自己への倫理といった原理の通底です。現代美術とロックから派生したパンクは、音楽活動のみならず、独自の倫理的実践を通して社会に影響を与え、多様性といった人間性の回復をもたらしてきました。本展では、パンクがこれまでさまざまな社会問題に取り組んできた実践と批評性を捉えることで、現代美術との親和性、さらには両者の相乗性について検討します。諸問題を抱える現代の日常生活に対してパンクがどのように音楽を通じて自律空間を形成しているのか、さらにはそれがどのような意味を持つのか、改めて振り返ります。

今回はこれまで各地を巡回してきた映像や資料に加え、混乱するミャンマーの地で声をあげ、行動を続けるパンクス、愛知県豊田市から音楽や文化を軸に祭、農業など暮らしに根ざした活動を広げる「橋の下世界音楽祭」を取材し紹介するパートが新たに追加されます。会期中にはキュレーターズトークをはじめ、ゲストを招いたトークイベントも開催します。

私たちのこれからの暮らしや日常について、対話し考える展覧会です。

ウェブサイトより)

プログラム概要

・カール・クラウス|Karl Kraus(オーストリア)・アルフレッド・ジャリ|Alfred Jarry(フランス)・ダダ|DADA・レトリスム|Lettrism・シチュアシオニスト・インターナショナル|Situationist International・ブラックマスク&アップ・アゲインスト・ザ・ウォール・マザーファッカー|
Black Mask&Up Against the Wall Motherfucker・キング・モブ|King Mob(イギリス)・クラス|CRASS(イギリス)・ライオット・ガール|Riot Grrrl・クィアコア|Queercore
・アフロパンク|Afropunk・インドネシアン・パンク|Indonesia Punk・ミャンマー・パンク|Myanmar Punk・橋の下世界音楽祭|SOUL BEAT ASIA(愛知・豊田)

関連イベント

トークシリーズ「希求される共同性」

入場|無料
定員|各回30名(予約不要)

vol.01|8月26日(金)19:00〜20:30
「キュレーターズトーク」
川上幸之介(倉敷芸術科学大学准教授)

vol.02|8月27日(土)19:00〜20:30
「アジアのカウンターカルチャー、暴力と抵抗」
居原田 遥(インディペンデント・キュレーター)

vol.03|10月7日(金)19:00〜20:30
「Queer as Punk」
菅野優香(同志社大学大学院准教授)

vol.04|10月8日(土)17:00〜18:30
「世界に抗う音楽とその実践−橋の下世界音楽祭と農業から」
永山愛樹(TURTLE ISLAND)

展覧会概要

会場
Minatomachi POTLUCK BUILDING 3F: Exhibition Space
(愛知県名古屋市港区名港1-19-23)
会期
2022年8月26日(金)〜11月12日(土)
入場料
無料
休館日
日曜・月曜・祝日
開館時間
11:00〜19:00(入場は閉館30分前まで)
問い合わせ先
Minatomachi POTLUCK BUILDING(港まちづくり協議会事務局内)
TEL:052-654-8911 E-mail:info@mat-nagoya.jp
主催
港まちづくり協議会
キュレーション
川上幸之介
企画
Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
協賛
モトヤユナイテッド株式会社
ウェブサイト
https://www.mat-nagoya.jp/exhibition/9494.html