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ないじぇる芸術共創ラボ二人展 染谷聡×谷原菜摘子─わだかまる光陰

最終更新日:2023年01月10日

「光陰」とは光と影であり、古代から現代まで流れている歳月であり、景色でもあります。

本展は、ないじぇる芸術共創ラボに参加しているアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の二名が、様々な分野の研究者とともに日本の古典籍を紐解き、対話することを通して生まれた新たな作品世界を公開します。

漆芸と油絵、遊びと闇、風景と物語、自然と人間、古典と現代──本来ならば異質な要素を、書物・文学・芸術が交差する空間において共有するとき、そこには古典文化と芸術との交響によって無限の可能性が生まれるはずです。二人のアーティストが読み解いた古典の時間と空間、そして、その表現の根底にある古典文化のポテンシャルをご堪能いただけると幸いです。

ウェブサイトより)

染谷聡(美術家/漆芸)

1983年東京都生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士号(美術)取得。2015年京都市芸術新人賞受賞。日本文化における「飾り」や「遊び」といった趣向に関心があり、漆の装飾技法や意匠を糸口とした作品制作や調査を行う。最近の展示に、「根の力」(大阪日本民芸館、2021年)、「札幌国際芸術祭2020特別編」(北海道立近代美術館想定、2020年)、「DISPLAY」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、2020年)などがある。
AIR・TIR 染谷氏のページ

谷原菜摘子(画家)

1989年埼玉県生まれ。2021年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程美術専攻(絵画)修了。2015年第7回絹谷幸二賞、2015年京展・京都市美術館賞、2016年VOCA奨励賞、2018年京都市芸術新人賞、2021年京都府文化賞奨励賞、2022年咲くやこの花賞などを受賞。
黒や赤のベルベットを支持体に、油彩やアクリルのほかにグリッターやスパンコール、金属粉なども駆使し、「自身の負の記憶と人間の闇を混淆した美」を描く。2017年五島記念文化賞新人賞を受賞し、2017年秋〜2018年秋の1年間、五島記念文化財団助成によりフランス・パリへ研修滞在。現在は帰国し、関西を拠点に制作活動を行なっている。

*AIR・TIR 谷原氏のページ

展覧会概要

会場
文房堂ギャラリー
(東京都千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F)
会期
2023年1月11日(水)~1月17日(火)
入場料
入場無料・事前予約不要
休館日
10:00~18:30
(初日は15時から/最終日は17時まで)
問い合わせ先
国文学研究資料館管理部学術情報課
ないじぇる芸術共創ラボ担当
E-mail:nijl_arts_initiative@nijl.ac.jp
主催
国文学研究資料館
ウェブサイト
https://www.nijl.ac.jp/pages/nijl/event/futariten/index.html