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西島雄志 「瑞祥 zui-shou ─ 時の連なり ─」

最終更新日:2023年04月28日

西島雄志の作品は、自らの手で渦状に巻いた銅線のパーツをひとつひとつ繋げることで、モチーフを形づくっていきます。

鹿や象、八咫烏(やたがらす)など神話に縁の深い動物を題材に、立体作品やインスタレーションを国内外で数多く発表してきました。作品は、何千ものパーツから構成され作り出されるまでの膨大な年月が織り込まれることで、時間という奥行きを含み、最低限にとどめられた輪郭は、まばゆい光を放ち、モチーフがまとう空気やたたずむ情景など目に見えない「気配」への想像を掻き立てます。 


本展では、新作のインスタレーションを含む3点を展示予定です。タイトルに用いられた瑞祥(ずいしょう)とは、めでたいことが起こる前兆、吉兆を意味します。ここ数年のパンデミックの状況から、西島が明るい兆しや希望をイメージする中で辿り着いた「神」というモチーフが、鳳凰と龍、ふたつの大作となって一同に会します。静寂のなか煌めく、迫力ある空間をぜひご体感ください。

ウェブサイトより)

西島雄志(Yuji Nishijima)

1969年神奈川県生まれ。
1995年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。
ねじ巻いた銅線をロウ付けし造形した立体作品を通して、目に見えなくとも人が確かに感じる「気配」や「存在感」の表現を試みている。近年は京都二条城でのインスタレーションなど、会場の特色を生かした作品にも注目が集まっている。主な展覧会に、元離宮二条城「プレBIWAKOビエンナーレ 2022」、滋賀県「BIWAKOビエンナーレ 2022」、群馬県「中之条ビエンナーレ 2021 」、東京都美術館 都美セレクション「体感A4展」(2021年)など。http://yuji-nishijima.coml

展覧会概要

会場
ポーラ ミュージアム アネックス
(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F)
会期
2023年4月28日(金)〜6月4日(日)
入場料
無料
開館時間
11:00〜19:00(入場は 18:30 まで)
問い合わせ先
ポーラ ミュージアム アネックス
E-mail:info-annex@po-holdings.co.jp
主催
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
ウェブサイト
https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/