アートフラッシュニュース

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「共生と分有のトポス〜芸術と社会の交差領域におけるメディエーター育成事業」受講生募集

最終更新日:2023年06月29日

本事業は受講生と共にどのように代替的な公共的手段を見つけることができるかという疑問から出発し社会領域と共に芸術と教育それ自体にも対峙しつつ進められます。

令和5年の10月に京都市立芸術大学は京都駅東部の崇仁地域へ全面移転します。被差別の歴史を有するこの地域への大学移転は、行政、大学、地域住民の間での長期にわたる折衝を経て実現したものであり、芸術が有する独自性を深化させつつ、まちづくり構想にも開かれた役割をも担わされています。本事業では、地域・大学・芸術の関係について積み重ねられてきた調停から現れる「共通の属性」と「相容れない属性」、この複雑な関係について思考を重ね、以下の3つの活動を軸に進めて行きます。


環境:聞くこと〜暮らしの生態系
フィールドワークやモノを介した対話をモデルとして「暮らしの生態系」から聞く技術。

ケア:物語ること〜アルバムに貼られていないスナップショット
言葉・イメージ・身体を介して経験を再構築し伝える技術。

公共空間:Still Moving 〜崇仁でゴドーを待ちながら
テーマ1と2でのリサーチを基盤に、取り壊された住宅の痕跡が残る空き地に仮説的な舞台設営を試みます。ここでの準備 ― 設営 ― 展示公演 ― 解体 ― 移動 ― 記録というプロセス自体が古い課題を新しい視点から見るための地域との協働的な集団制作行為となるでしょう。

ウェブサイトより)

受講のかたち

設定したテーマに沿った身体行為、発話行為、屋外設営、音響、映像など実験的な制作を少人数のグループで経験してゆきます。個々の活動が相互に連環する演出を計画していますが、受講生とは継続的な参加方法よりは、むしろ、一回一回解散してリスタートする仮説的な協働性のあり方を探って行きます。

応募方法

応募フォームよりご応募ください。選考結果はメールにてご連絡いたします。
応募締切 │ 2023年7月14日(金)23:59
*詳細はこちらをご覧ください。

実施要項

受講料|無料
募集定員|15名
応募条件|対面での協働作業に積極的に参加できる方
受講期間|2024年2月末まで(金曜日の午後もしくは日曜日を基本に月に2回程度)
開催場所|京都市立芸術大学(移転先の新校舎を予定)ほか周辺

講師予定

⼤⻄⿇貴(建築家/横浜国⽴⼤学教授)
奥⼭理⼦(Social Work / Art Conference ディレクター/みずのき美術館キュレーター)
倉智敬子(美術家)
清水チナツ(インディペンデント・キュレーター/PUMPQUAKES)
髙橋悟(美術家/本プログラムディレクター/京都市立芸術大学教授)
⽥中功起(アーティスト)
徳山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
長崎由幹(映像技術者/PUMPQUAKES)
松井広志(メディア論/愛知淑徳⼤学准教授)
⼭内朋樹(美学/京都教育⼤学准教授/庭師)
山田毅(美術家/蒐集家/京都市立芸術大学、京都芸術大学、京都精華大学非常勤講師)
⼭本⿇紀⼦(アーティスト/京都市立芸術大学⾮常勤講師)ほか

主催

京都市立芸術大学

お問い合わせ

TEL:075-334-2006 (教務学生課/受付時間:平日9:00〜17:00)
E-mail:art-f@kcua.ac.jp
*京都市立芸術大学は令和5年10月に移転を予定しています。連絡先・住所は変更となる可能性があります。

ウェブサイト

https://liquid-kcua.jp