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オーディオ・ビジュアルパフォーマンス《THAT LONG MOONLESS CHASE / その長い月のない追跡》

最終更新日:2023年07月04日

「That Long Moonless Chase / その長い月のない追跡」は、メディアアーティストの尾角典子と作曲家・演奏家のヘレン・パパイオアノによって共同制作されたミックスメディア・アニメーションと音像パフォーマンスです。これは写真、エッチング素材、水彩絵具、デジタルエフェクトを組み合わせたストップフレームアニメーションと、電子音楽、バリトンサックス、録音された声を組み合わせたシュールな映像音響パフォーマンスです。音楽は、浮遊感のある繊細な音景から、迫力のあるサックスの轟音や重いドローン、産業的なビートまで幅広い表現を展開します。

英国シェフィールドの「ガブリエルの猟犬」と京都本願寺の「水吹き銀杏」という民間伝承を日本語と英語の両言語で構成されるこの作品は、2つのテキストをAIによるオンライン翻訳エンジンでループさせることにより発生した翻訳エラーによる物語の歪みを通じて、物語は新たな形に変容し、字幕や録音音声の意味の側面も侵食されていきます。デジタル時代における相互理解の可否や、世代や文化を超えた民話の集合的な記憶とその歴史的な文脈との関係を掘り下げます。

本作品は、初版はSensoria/British Council(FAMLAB)によって委託、2021年10月に英国SENSORIAフェスティバルで初演され、イギリスの様々な地域で公演されてきました。アニメーションは尾角典子、音楽と音響制作はヘレン・パパイオアノ、サウンドデザイン要素はBaşar Ünderが担当しています。日本ツアーでは、オーディオ・ビジュアルパフォーマンスの特性を活かしたライブ感と共に、そのプロセスを楽しんでいただけるワークショップやトークなどの関連企画とともにお届けします。

(プレスリリースより)

公演概要

「That Long Moonless Chase / その長い月のない追跡」約30分作品に加え、尾角典子の過去アニメーション作品の上演、ヘレン・パパイオアノの電子音楽によるソロプロジェクト【Kar Pouzi】パフォーマンス、ゲストを迎えたトークなどが公演に含まれます。公演日により組み合わせ内容が異なりますので、詳細をご覧の上ご購入ください。


日時|2023年7月8日(土)19:00〜(開場18:30)(約90分)
内容|「That Long Moonless Chase / その長い月のない追跡」パフォーマンス+尾角典子映像作品上映+ヘレン・パパイオアノ ソロ [Kar Pouzi] パフォーマンス。
アニメーション映像作家としても活動する尾角典子の映像作品セレクションの上映。[Kar Pouzi]は電子音楽とバリトンサックスを用いたヘレン・パパイオアノによるソロプロジェクト。


日時|2023年7月9日(日)11:00〜(開場10:30)(約80分)
内容|尾角典子映像作品上映 +「That Long Moonless Chase / その長い月のない追跡」パフォーマンス
アニメーション映像作家としても活動する尾角典子の映像作品セレクションの上映。


日時|2023年7月9日(日)16:00〜(開場15:30)(約90分)
内容|「That Long Moonless Chase / その長い月のない追跡」パフォーマンス + トーク <変容するアーカイブ>。
ゲスト:明貫紘子(キュレーター/アーカイブ研究者/映像ワークショップ合同会社代表)


日時|2023年7月14日(金)19:00〜(開場18:30)(約90分)
内容|「ショートパフォーマンス(オープンラボ)+「That Long Moonless Chase / その長い月のない追跡」パフォーマンス+トーク&レビュー <カタコトのうわごと>
ゲスト:澤隆志(キュレーター)。公演関連プログラムとして開催するオープン・ラボ(7月8日〜7月13日)で収集したデータを元に制作するショートパフォーマンスを発表。

開催プログラム

オープン・ラボ

日時|2023年7月8日(土)〜 13日(木)10:00〜18:00(月曜休館)

会場|金沢21世紀美術館 プロジェクト工房

参加費|無料
内容|「That Long Moonless Chase / その長い月のない追跡」のコンセプトを実践するオープン・ラボを開催。民話などを題材に、来場者のみなさんの記憶の中の「ことば」を収集します。集めた音声素材を元に、7月14日(金)の最終日にショートパフォーマンス作品として発表します。物語が変容していく様子を楽しんでいただきます。ご自由にお立ち寄りください。


ワークショップI <”観る×聞く×話す”の哲愕カフェ>
日時|2023年7月9日(土)14:00〜16:00
ゲストファシリテーター|藤本ナオ子(哲愕カフェ by NAoK主宰)
会場|金沢21世紀美術館 会議室1
参加費|無料(事前予約制 定員15〜20名)
*残席数がある場合は当日のご予約なしでのご参加も可能
内容|「デジタルの記録違いと人間の記憶違い、テクノロジーを介した伝承」「東洋的な見方 / 西洋的な見方」についてなど作品の背景にある思考や問いを本公演出演作家を交えて参加者と共有します。


ワークショップII <コラージュで物語をつくる>
日時|2023年7月9日(日)13:30〜15:00(月曜休館)
作家|尾角典子、 ヘレン・パパイオアノ
進行|藤井宏水
会場|金沢21世紀美術館 会議室1
参加費|無料(事前予約制 定員10〜15名)
内容|金沢の民話をテーマにした読み聞かせを通じて、物語の変化や創造のプロセスを実際に体験して頂きます。アーティストが実際に作品制作の際に使用した方法を地元の読み聞かせの方と自動翻訳を使ったデモンストレーションを使い視聴頂いた後、参加者は個人やグループで物語のテキストを使いコラージュで独自の物語を創造します。


ワークショップIII <記憶と民話から音を編む>
日時|2023年7月12日(木)18:00〜20:00
作家|尾角典子、 ヘレン・パパイオアノ
会場|金沢21世紀美術館 プロジェクト工房
参加費|無料(事前予約制 定員10名)
持参していただくもの|金沢に関する物語や記憶(写真、録音音声、書籍、お手持ちの携帯電話などに記録したものなど)
内容|参加者が持ち寄った音や写真に基づいた金沢の記憶から、グループストーリーテリングのゲームやプロセスを体験します。音声をコラージュし、みんなで「わたしたちの民話」を創作します。

開催概要

会場
金沢21世紀美術館 シアター21
(石川県金沢市広坂1丁目2-1) 
入場料
一般=2,200円、大学生=1,300円、高校生(15-18ユース含む)=無料招待(要申込・当日要証明)
主催
circle
共催
金沢21世紀美術館(公益財団法人金沢芸術創造財団)
企画協力・制作
藤井宏水
ウェブサイト
https://moonlessjp.official.ec