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大竹伸朗展

最終更新日:2023年08月21日

本展は、高度経済成長期の東京に生まれ育った大竹伸朗の軌跡を7つのテーマ――「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」――に基づいて読み解く回顧展です。

大竹伸朗(1955-)は、1980年代初めに華々しくデビューして以来、絵画、版画、素描、彫刻、映像、絵本、音、エッセイ、インスタレーション、巨大な建造物に至るまで、猛々しい創作意欲でおびただしい数の仕事を手掛け、トップランナーであり続けてきました。近年ではドクメンタ(2012・ドイツ)とヴェネチア・ビエンナーレ(2013・イタリア)の二大国際展に参加するなど、現代日本を代表するアーティストとして海外でも評価を得ています。 2006年に開催された「全景 1955―2006」以来の大規模な回顧展となる本展では、国際展に出品した作品を含むおよそ500点を7つのテーマに基づいて構成します。作者が「既にそこにあるもの」と呼ぶテーマのもとに半世紀近く持続してきた制作の軌跡を辿るとともに、時代順にこだわることなく作品世界に没入できる展示によって、走り続ける強烈な個性の脳内をめぐるような機会となるでしょう。

ウェブサイトより)

富山展限定公開《スクラップブック#72》、《透過性記憶層》

大竹伸朗氏のライフワークであるスクラップブック。その 72 番目として 2021 年から現在まで制作が続く《スクラップブック#72》を「大竹伸朗展」富山展で初めて公開します。留まることのない大竹伸朗氏の制作の現在地をご覧ください。

さらに、富山県美術館2階ホワイエに吊り下げたバナーと、ガラス壁面に、《スクラップブッ ク#72》を元にした大規模な作品《透過性記憶層》が出現します。屋上に設置される《宇和島駅》と併せて、美術館全体を通して大きなスケールで大竹作品に浸ることができます。

展覧会概要

会場
富山県美術館 展示室2、3、4
(富山県富山市木場町3-20)
会期
2023年8月5日(土)~9月18日(月・祝)
入場料
一般=900円(700円)
大学生=450円(350円)
*高校生以下無料、( )内は20名以上の団体料金
休館日
毎週水曜日
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
問い合わせ先
富山県美術館
TEL:076-431-2711
主催
富山県美術館、東京国立近代美術館、北日本新聞社、北日本放送
ウェブサイト
https://tad-toyama.jp/exhibition-event/17244