アートフラッシュニュース

イギリス出身で、小諸市在住のフォトグラフィックアーティスト、サム・プリチャードによる2008年の来日以降に制作した作品全てを網羅した個展「Full Circle」を開催します。

大学卒業後、ロンドンでレタッチャーとして勤務していた経験を活かし、高いレタッチ技術が施された作品には、彼自身が思い描いた独自の世界が広がります。

今個展では、日本への憧れを抱くきっかけとなった日本製電子機器へのオマージュであるデジタル作品「Phokus Archives」（2015）や、東京の建造物を未来的に表現した「Land of Technology」(2015）シリーズのほか、小学校の活動を通じて日本の四季に着目したパノラマ合成作品群「A Classroom with a View」シリーズ（2018）には、新作2点を追加し展示。さらに東京の夜景と長野の山々や星空を合成した大型作品「[shi］ZEN」シリーズ（2020）、小諸に居を移し、自身の制作部屋から見える原風景を1年間追いかけた「Roots Project」シリーズ（2023）、自身の影大なコレクションである1980年代～2000年代の日本製電子機器によるアッサンプラージュ「Portal」（2023）といった初公開の最新作品まで、15年間で制作した大小約100点が一堂に会します。それらがFull Circle（完全な円）となっていく過程をぜひご鑑賞ください。

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ギャラリートーク

日時｜9月18日（月） 13:30〜 
会場｜第1・2展示室
参加費｜入館料必要 ＊予約不要
出演｜サム・プリチャード、ロジャー・マクドナルド（フェンバーガーハウス館長、美術史家）、大谷典子（ギャラリスト）

展覧会概要