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北山善夫展「歴史=理性・感情」

最終更新日:2023年09月26日

北山善夫の当画廊で4年ぶり7回目になる個展「歴史=理性・感情」を開催いたします。

展覧会名になった新作は、粘土で形作った人形を一体ずつ大判の鳥の子紙にロットリングで描きとっていったものです。描いた後の粘土の人形は壊され、また新しい人形が作られるというのが一連の制作の儀式です。画面の隅から隅まで埋められた人形たちは、誕生してから死ぬまでの人間の振る舞いを戯画化したような行為を繰り広げます。この作品は「偶像図」と呼ばれるシリーズの最新作ですが、並行して「宇宙図」と名付けられたオールオーバーの一連の抽象画も制作しています。名前の通り当初は実際の星や惑星を思わせる図が描きこまれていましたが、そこから発展し、現在では膨大な量の小さい円や点が画面全体に描かれるようになりました。円を毎日描きつづける北山は、ひとつの円にひとつの宇宙を描いていると言います。その集合が銀河のように、また大きいひとつの宇宙になっています。
この二つのシリーズは北山の絵画制作において両輪をなし、果てしない命の連鎖の果てに自分がこの世に誕生した意味を繰り返し問いかけています。

本展は、第一部で北山の絵画作品を中心に展示し、第二部では彫刻作品を中心に新作も含め展示致します。

ウェブサイトより)

北山善夫《歴史=理性・感情》

2021年、鳥の子紙にインク、213×152cm

撮影:森下忠夫

展覧会概要

会場
MEM
(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F)
会期
第一部 2023年9月17日(日)〜10月9日(月・祝)
第二部 2023年10月28日(土)〜11月19日(日)
休館日
月曜日(月曜日が祝休日の場合は営業し、翌平日休業)
開館時間
13:00〜19:00
問い合わせ先
TEL:03-6459-3205
ウェブサイト
https://mem-inc.jp/2023/09/09/kitayama2023/