アートフラッシュニュース

本展は第１室から第3室にかけて、当館コレクションの特質に親しんでいただくとともに、関連するテーマに沿った展示をあわせて紹介します。第4室は「コレクション・リレーションズ」と題し、展示内容をコレクションに限定せず、当館の収集方針や収集された作品、あるいは、広島という地域などと関連したコレクション展示の延長線上に位置付けられる企画を実施していきます。

コレクション・ハイライト

出品作家｜ジム・ダイン、アグネス・マーチン、マーサ・ロスラー、ディン・Q・レ、やなぎみわ、金昌烈、石川順恵、松江泰治、野村仁、オノデラユキ、エイドリアン・バーグ、大竹伸朗、ディヴィッド・ホックニー、宮本隆司、佐藤正明、佐藤聖美、リチャード・エステス、マーク・ボイル、吉村益信、内間俊子、若林奮、山路商、浜田知明、丸木位里、丸木俊、森冨茂雄（特別出品）、岡田黎子（特別出品）、殿敷侃、灰谷正夫、新延輝雄、土田ヒロミ、小沢剛、佐野ぬい、多田美波、西雅秋、下道基行、ミヤギフトシ、米田知子
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コレクション・リレーションズ［ゲストアーティスト：小森はるか＋瀬尾夏美］

映像作家の小森はるかと、絵や文章をつくる瀬尾夏美によるアートユニットをゲストにむかえます。ふたりは2011年の東日本大震災をきっかけにユニットによる活動を開始し、翌年から3年間、岩手県陸前高田市に暮らしながら、移り変わるまちの風景やそこに暮らす人々の体験や記憶と向き合ってきました。現在は全国各地に赴いて人々のことばを記録し、それらを他者や未来へと伝えるための表現活動や対話の場づくりを行っています。
ここで紹介するのは、復興事業の嵩上げ工事とともに変わりゆく陸前高田市の風景の記録に加え、同地を訪れた四人の若者たちが、そこに暮らす人々の語りから生まれた物語『二重のまち』を朗読する様子を記録した映像作品《二重のまち／四つの旅のうた》（2020）。そして、11歳から90代までの幅広い世代に11歳の頃の記憶を尋ねるプロジェクト「11歳だったわたしは」（2021-）、さらには広島でのリサーチを経てつくられた作品等です。それらは、わたしたち各々が「当事者」「非当事者」という立場によらず、震災や戦争をはじめとした大きな出来事に空間や時間を超えて関わる方法として、自らの体験を語ること、他者の語りを聞くこと、語り合うことの可能性を浮かび上がらせます。
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関連イベント

コレクション展 アートナビ・ツアー

アートナビゲーターによる展示解説。展示室を回りながら開催中の「コレクション展2023-Ⅱ コレクション・ハイライト＋ コレクション・リレーションズ［ゲストアーティスト：小森はるか＋瀬尾夏美］」をツアー形式で解説します。


日時｜2023年11月25日（土）〜2024年4月7日（日）＊毎週土・日・祝開催 11:00〜11:30、14:00〜14:30
会場｜広島市現代美術館 A展示室
参加費｜無料　＊要展覧会チケット、申込不要
＊展示室入口にお集まりください

＊毎月第1日曜日の11:00〜は「いどばた鑑賞会」になります
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ベビーカー アートナビ・ツアー

改修工事でベビーケアルームを設けたり、毎週日曜日にモカモカ・ワークショップを実施するなど、大人も子どもも過ごしやすい美術館を目指す広島市現代美術館。子どもが小さいうちから、気兼ねなく美術館に足を運んでほしいという願いを込めて、アートナビゲーターが開催中の「コレクション展2023-Ⅱ」をゆったり案内します。

日時｜2023年11月29日（水）〜2024年4月3日（水）＊毎週水曜開催 　10:30〜11:00
会場｜広島市現代美術館 A展示室
参加費｜無料　＊要展覧会チケット
定員｜先着3組6名程度　＊10:00〜1F受付にて整理券配布
対象｜ベビーカーや抱っこ紐を使っている1歳半くらいまでの子どもと保護者
＊ツアー中はベビーカーや抱っこ紐での移動をお願いします。
＊展示室入口にお集まりください
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展覧会概要