南アフリカ国立美術館South Africa Museum
南アフリカで最も由緒ある歴史をもつこの博物館は、同国でも最大の規模を誇ります。1825年の創設以来、科学的、人類学的に重要な価値をもつものばかりが収蔵されてきました。最も古い7億年前の化石から、現代の昆虫や魚類にいたるまでコレクションは多岐にわたります。最大の見どころは吹き抜けホールに展示された体長20mにおよぶクジラの骨格。このほか、海洋生物や恐竜の化石や鉱物、ブッシュマンの住居の模型など、約200年にわたって蓄積されたコレクションに多くの科学者が知見を得てきました。
(cc) Discott
- 西ケープ州で出土した50万年前のホモサピエンスの頭がい骨
- 西ケープ州で発見された11万7千年前のヒトの足形
- 東ケープ州で出土した11万5千年前のヒトの骨格の一部
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- 地域
- アフリカ、南アフリカ
- 所在地
- 25 Queen Victoria Street, Gardens, Cape Town
- Tel
- +27 21-481-3800
- Fax
- +27 21-481-3993
- URL
-
http://www.iziko.org.za/museums/south-african-museum
プラネタリウム、レクチャーホール、シアター
会期 | 展覧会名・内容 |
---|---|
2021.05.24- 2022.04.30 |
「語る頭部と遺産:ライデンバーグヘッドとの会話」展 ライデンバーグヘッドは、1000年前から通過儀礼がアフリカ南部の人々にとって重要であったことを示しています。本展では、南アフリカでもっとも貴重な考古学的発見のひとつであるライデンバーグヘッドを通して、多様で変化する文化が通過儀礼をどのように祝うかを探る展覧会です。 |
- 2023.03.31 |
「初期サピエンスの生態の起源」展 南アフリカにおける初期の人間の起源と進化に焦点を当てたSapienCE/Witsの研究プログラムとリンクしている本展は、考古学研究の重要な側面を探求することを目的としています。ケープ南部での約30年間の考古学研究の集大成に、最新の研究成果も合わせて発表されます。私たち人間の祖先が、どこでどのように暮らしていたのか知るよい機会となるでしょう。 |
- 2023.03.31 |
「タタ・マディバ:私たちの民主主義の父:私たちの国家の父」展 2018年は、ネルソン・マンデラ生誕100周年の年でした。アップグレードされた本展では、彼の人生、闘争、そして南アフリカの多種多様な生物の保護への並外れた貢献などに焦点を当てています。このテーマは、保全と持続可能性という現代の問題にも繋がっています。中心となる作品には、アーティストで写真家のErhardt Thielが構想した参加型アートプロジェクトiMadiba Projectがあり、インスタレーションやマイクロミュージアムなどによって対話、記憶、反省、ポジティブ・シンキングを促します。 |
- 2022.04.30 |
「南の番人たち」展 南アフリカのプリンス・エドワード島を含む南極の生態系は、地球とその未来を理解する上で非常に重要です。そこに存在する極端な気象条件は、自然の実験室として環境変化を研究する科学者たちによって監視されています。本展では、南アフリカの南極やその周辺の海を調査してきた歴史や発見されたこと、現在の役割などを紹介します。 |
2022.03.20