icon10月18日(日)
●台湾現代美術展PART3 10/8-25
 三菱地所アルティアム

朱嘉樺、王俊傑の出品。台湾の現代美術は、大陸のようなスケールの大きさはないかわりに、より強く消費社会に根ざしている。このふたりの作品もチープでポップでなんか変。

●私だけのMUSEUM 10/13-12/13
 福岡市美術館

大分在住の阿部浩二と山出淳也という若手作家と、同館学芸員の山口洋三の3人が企画した展覧会。一言でいえば、美術館および美術館における展示を考え直すのがテーマ。企画展示室に、阿部は椅子やロッカーといった美術館の備品で「待合室」をつくり、山出は「なぜあなたはここにいるのですか?」というアンケートを取り、山口は同館所蔵のシーガルやクリストの作品を持ち込む、といった構成。おもしろい。もっとやれ。

●宮崎準之助展 10/10-11/15
 福岡県立美術館

かつて九州派に属し、その後、木彫による玩具のような作品をつくって89年に亡くなった作家の回顧展。同展の最大の特徴は、九州派のころの作品は別にして、それ以後の作品には触ったり動かしたりできること。

●江上計太+牛島智子、鈴木淳、宮川敬一展 
 10/10-31 モダンアートバンクヴァルト

9月にインスタレーションした江上の作品を、彼の教え子ともいうべき3作家が思い思いに壊したり手を加えたりしていく展覧会。これもおもしろい。もっとやれ。この時期の福岡はけっこうアナーキーだ。