残念ながらシュナイダーの強迫観念的なインスタレーションではなく、ヴィデオの展示だった。しかし、スペースを仕切りで分けてうまく構成し、彼のインスタレーションの雰囲気を伝えようとする努力の感じられる清々しい展覧会だった。
同じ画廊での彼のインスタレーションの最終日に開かれたコンサート。兄のオラフとともに活躍するこのドイツ人アーティストの紡ぎ出すノイズ音楽は、非常に巧みでかつ繊細な音色を奏でる。それにしてもこの短い時間で、1500円とは高すぎる。