10月23日(金)
グレゴール・シュナイダー展
 10/23−11/21
 ワコウ・ワークス・オブ・アート

残念ながらシュナイダーの強迫観念的なインスタレーションではなく、ヴィデオの展示だった。しかし、スペースを仕切りで分けてうまく構成し、彼のインスタレーションの雰囲気を伝えようとする努力の感じられる清々しい展覧会だった。

 

グレゴール・シュナイダー展

カーステン・ニコライの
  ライヴ・パフォーマンス

 GALLERY 360°

同じ画廊での彼のインスタレーションの最終日に開かれたコンサート。兄のオラフとともに活躍するこのドイツ人アーティストの紡ぎ出すノイズ音楽は、非常に巧みでかつ繊細な音色を奏でる。それにしてもこの短い時間で、1500円とは高すぎる。

 

カーステン・ニコライの  ライヴ・パフォーマンス

その夜、友人の紹介で今は亡きボブ・フラナガンのパートナーだったシェリー・ローズに会う。新宿二丁目のバーで、彼らがSMパフォーマンスを始めた80年代のこと、SMをめぐる昨今の反応の変化、フラナガンとの関係についての執筆の話などを聞く。彼女と会話していて感じたのは、ウェストコーストは、SMでも陰湿にならずに陽気で明るいということだ。