崇高と反崇高の交錯するアーティスト、ポルケはまさに我が道を行く。光が透過する支持体は、ポロックでは絶対に考えられなかったものだろう。
矛盾と狂気を孕んだアメリカの暗部をスーパーリアリズムのタッチで描く。ホラー映画風のどぎつい画面がアメリカでは売れるらしい。
家族の写真を撮り続けてきたニクソンだが、日常や人物の断片を捉えて時間の移ろいやすさを暗示し、それによってアイデンティティの不確かさが表現される。