1月15日(金)ニューヨーク
ジュリアン・アレン
 12/2−1/16
 ジョセフ・ヘルマン

手製の透明な下着と可愛らしいドゥローイング。チャーミングな小品。

 

ジュリアン・アレン

 

キース・ソニエ
 1/14−2/13
 マールボロ

ソニエの作品をまとめて見たのは初めてだったので、ポップでユーモラスでアナーキーな作品の特徴がよく分かった。広いスペースで作品が十分あれば、見る方は深い理解に到達できるという典型的な個展。

 

キース・ソニエ

 

シュリン・ネシャット
 1−1/15
 ホイットニー美術館[フィリップ・モリス]

このヴィデオ・インスタレーションを写真でお見せできないのは残念。対になった壁に映像を投影するのだが、一方では男性が身振りをつけて感情豊かに歌い上げ、他方では女性のシルエットが身動きせず聴いている。男性が歌い終わると、今度は女性の顔が浮かび上がり歌い出す。しかしその声は言葉にならず叫びか動物の唸りに似ていて、反対側でそれを聴く男性は当惑の表情を示している。このアーティストの生まれたイランの女性の置かれた社会状況とそれに対する彼女の反発を見事に映し出している作品。傑作。