1月15日(金)ニューヨーク
レミー・ゾグ
 11/21−1/16
 ブルック・アレクサンダー

このスイス出身のアーティストをもう少し知ってほしいと思う。作品がコンセプチュアルなので難解だが、たとえば今回のように簡単な英語の作品は意味を把握しやすい。彼の作品の持ち味は、クールなコンセプトというより主観的実存的なものの表出である。

 

レミー・ゾグ

 

クラウディア・ハート
 1/14−2/13
 サンドラ・ゲリング・ギャラリー

ベルリンに在住していたハートが久し振りにニューヨークで開いた個展。ヨーロッパのフォークロア的絵本の絵画と彼女自身が道化として登場しさまざまな表情を見せるヴィデオは、カーニヴァル的な哄笑を誘う。彼女の緻密に計算されたテクニックが光る。

 

クラウディア・ハート

 

マーク・ディオン
 12/12−1/9
 アメリカン・ファイン・アーツ

このアーティストが保存するものは、剥製の動物やガラクタばかりではない。蒐集の道具や冒険の行為まで蒐集してしまおうとする。この偏執的なコレクター癖に脱帽。

 

マーク・ディオン