ルネサンスの粗雑な紹介くらいで巨匠クラスの画家の展覧会もほとんどないのに、日本でドッソ・ドッシのような傍流に属する画家の展覧会をやることを望むのは身のほど知らずというもの。これもフランスからの巡回展で、ヨーロッパとアメリカに住む人が羨ましい。彼独特のマニエリスィックな様式に陶酔の二時間でした。
メトロポリタン美術館パンフレット表紙 ドッソ・ドッシ「メリッサ」(部分)
8人のインディペンデントのキュレイターが共通するテーマでアーティストを選び、同じスペースで展示する。重複するアーティストも多く、企画の趣旨にあるように展覧会を開かれた流動的なものにするというコンセプトであれば、それぞれのキュレイターの特色を無理に区別する必要はない。出品作は未知の新人たちのもので興味深かったが、写真を撮れないということで紹介できないのは残念。
オープニングに行った唯一の展覧会。人が多くて作品を見る余地がない。アッカーマンは好みのアーティストなのでゆっくり見たかったが。今回は壁画を描いてました。