1月23日(土) |
ブルース・アンド・ノーマン・ヨネモト
1/23−7/4
ロサンゼルス
ジャパニーズ・アメリカン国立美術館
新築されたこの美術館の開館記念にヨネモト兄弟の展覧会を開いたことは大成功だった。というのも日系アメリカ人として彼らが経験してきたさまざまな矛盾や問題は、彼らの作品の至る所に込められているからだ。それは表面的でも図式的でもなく、深く考え抜かれて作品の構造のなかに封じ込められている。それは、彼らがアメリカ社会のなかで、アーティストとして生きることの困難を克服する過程で生まれてきたのだろう。
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平川典俊
12/4−1/23
ロサンゼルス、Taka ishii Gallery
ボーダーをつねに意識してきた平川は、ボーダーのこちらとあちらで表現の質を変えてきた。しかし最近勝負を賭けたかのような振る舞いが目立つ。ボーダーにまともに突き当たる作品を発表しているからだ。ボーダーを突破できるだろうか、それとも逆に跳ね返され押し潰されるだろうか。
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オラフール・エリアッソン
1/9−2/6
マーク・フォックス
写真、ライトのインスタレーション、そして霧の滝の作品、そのどれをとっても美しい。美しいだけでなく深みもある。このアイスランド出身のアーティストに注目。
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チャールズ・レイ
11/15−2/21
エイミー・アドラー
11/15−2/14
ロサンゼルス現代美術館
レイの作品は、取り扱うオブジェの機能を奪い去るのではなくそれを攪乱する。それが作品に、ユーモアと去勢されたような意気消沈をもたらすのである。アドラーは、ドゥローイングで描いた自分の世界を写真に閉じ込めようとする。その可愛らしさを保つために。
チャールズ・レイ
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