画廊の壁と床にぐるりと針金を巡らせた作品。ファイルで見た昔の作品に比べるといまいちキレがなく、時間的にも素材的にも準備不足でしたって感じ。毎日新聞には「車いすの芸術家」と紹介されていたけど、このような取り上げ方は本人にとってさぞかし迷惑なことだろう。
2面ガラス張りの画廊を生かして(殺して?)、空間いっぱいに黄色い立方体が置いてあった。ごくろうさんなインスタレーションであった。
こちらは鉄板に石。焼け石に水、ではありません。これで1ヶ月間、銀座の画廊を占有できるのは、この人くらいしかいないでしょうね。